台湾のChinaへの投資が順調に減っているようです。と言うか、やはり台湾のChina投資は凄かったようです。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、台湾も日本以上にChinaにたぶらかされてきたようです。
やはり、 Chineseは日本人や台湾人より上手なのかも。どちらも平和ボケなのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024)2月21日(水曜日)弐 通巻第8143号
台湾企業の中国投資、往時の五分の一に激減
賃金の高騰と中国人社員の勤務態度の悪さ、横領、詐欺に嫌気
台湾から中国への投資は1991年から2023年までにじつに45523件、総額で2063億7000万ドルに達していた。下記は年度の投資額と、そのシェアを日本との比較で一覧したものである。
年度 台湾の対中投資 日本の対中投資同期比較
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2010 1462億ドル(台湾企業海外投資の83・8%)
11 1438ドル 395億ドル
12 1279 334
13 919 404
14 1028 434
15 1097 350
16 967(シェア44・4%) 140
2017 925 425
18 850 562
19 417 563
2020 594 370
21 586億ドル 639
22 505 362億ドル
23 304億ドル(11・4%) ?
(出典 中華民国・大陸問題委員会。日本財務省)
2023年度の日本の対中直接投資はまだ正式発表がない。
1990年代から2000年代初頭の中国投資はトップが香港、二位が英領バージン諸島、三位が日本だった。ついで米国、台湾は七位から八位であった。
香港は全世界の華僑の投資の経由地。英領バージン諸島は中国からの逃避資金が「外国籍」として環流するからである。
2000年代から2020年代になると、台湾からの投資が爆発的となった。そして2016年頃から撤退が目立ち始める。一覧の比較をみると鮮明に台湾企業 の中国投資の意欲減退ぶりがあらわれている。中国の台湾向け軍事行動や威圧ばかりか、大陸に工場を出しても、賃金の高騰と中国人社員の勤務態度の悪さ、横 領、詐欺に嫌気した。
台湾企業で大型投資継続は鵬海精密工業など、かぞえるほどになった。それでも鵬海精密工業)(フォックスコム)の場合、あまりにも大陸内部で手を広げすぎたため、撤退することは困難な情勢に陥ったのだ。
日本を散々利用した鴻海もChinaに利用されて抜け出すことが出来なくなってしまったということかも。やはり、Chinaの方が上手だったのかも。
日本も台湾もお人好し過ぎたと言えそうです。やはり、内外の使い分けは必要です。
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