団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★労働習慣やコスパで台湾モデルを論じるのは意味がない

2024年02月08日 | 台湾

 

アメリカの労働者の劣化は有名ですが、それは半導体業界でも例外ではないようです。

  宮崎さんが取り上げてくれています。台湾や中韓の労働者がアメリカより優れているというのは流石に驚きです。となると、日本はそれ以上ということは間違い無さそうです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和六年(2024)2月6日(火曜日)
 通巻第8119号  

 世界的ベストセラー『半導体戦争』の著者、かく語りき
  労働習慣やコスパで台湾モデルを論じるのは意味がない

 クリス・ミラー教授といえば『半導体戦争』の著者として世界的に著名な存在。翻訳版は日本で既に8万部をこえるロングセラーだ。
氏は「生産コスト上昇や労働慣習や文化の違いがTSMC(台湾積体電路製造)の米アリゾナ州進出の成否を決定づけることにはならない」とする見解を述べた。

 ミラーはタフツ大学フレッチャースクールで教鞭をとる傍ら、世界の半導体業界ウォッチャーとして知られ、台湾のTSMCのように半導体業界での『台湾モデル』は繰り返されないだろうとした。
つまり、TSMCが日本、米国につづきドイツのドレスデンにも工場を建設する動きにコメントしたもので、NYタイムズがアリゾナ州におけるTSMCプロジェクトの成功が難しいと酷評したことに対してのコメントとなっている。

 NYタイムズはアリゾナで労組の反対、労賃の高さとコスパ、そして大量の台湾からのエンジニアがアメリカ社会の生活、コストなどになじめないだろうと分析した。エンジニアが帯同する子供たちの学校への手続きや米国の物価高にも論究した。

 ミラー教授は「米国において半導体製造に難しい点があるという考えには同意しない。げんにサムスン電子やTI社は米国工場をうまく運営している。業界の変 化が早すぎて、文化的要素では説明できない。生産コストの上昇が大きな障害となるという議論にも懐疑的だ。本質は台湾や韓国の労働力が(米国に比較して) 常に有能である事実が過小評価されている」と述べた。
『熟練と情熱を比較してみろ』と示唆したのである。

現在のアメリカの劣化を思い知らされることです。やはりアメリカはこのままでは消滅もありそうです。
  日本もそうならないように頑張って貰いたいものです。


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