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★民主党内の「異形の者」がバイデン政権を揺らす

2023年06月09日 | アメリカ

 

アメリカの大統領選挙で民主党にも異変が起きているようです。宮崎さんが報告してくれています。
  JFKの甥、RKJ(ロバート・ケネディ・ジュニア)が支持を集めているようです。
  共和党も候補者が出揃ったようです。あの裏切り者ペンスの人気がないようです。この辺は、アメリカも正常なところがあるようです。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)6月6日(火曜日) 通巻第7783号 

 民主党内の「異形の者」がバイデン政権を揺らす
  ネオコン敵視、ウクライナ戦争反対はトランプの主張と差違がない。

 バイデン大統領にとって「党内のガン」の増殖は驚きだろう。
 JFKの甥、RKJ(ロバート・ケネディ・ジュニア)が19%の支持を集めているからである。

 前回の予備戦はヒラリーが出馬しなかったため党内極左からはサンダースと、リズ・ウォーレンがでた。ふたりは善戦したとは言え、極左はしょせん組織重視だからバイデンに決まれば、政治的妥協をするのが目に見えていた。

 左翼陣営内のイデオロギー対立は、バイデンのように極左から穏健保守までを包摂する融通無碍の政治家なら妥協できるからだ。

 今回のRKJはまったく民主党の「党内政治」とは無関係な次元からの挑戦であり、しかも彼の言っていることはトランプと変わらない。いわば「民主党内にトランプ派がいる」状況なのだ。

 RKFは「反ワクチン」を唱え、慈善団体「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」を設立した。新型コロナウイルスのワクチンの子供たちへの接種義務化に強く反対してきたためSNSからは干された。

 RKJは選挙戦術を変えて、2024年大統領選挙への立候補を発表では「大統領になったら最優先事項は「国家権力と大企業権力の腐敗した融合」に終止符を打つことだ」と述べてネオコンへの敵対を明らかにしたのだ。

 テレビの人気番組「ステイ・フリー」に出演した折、RKJはバイデン大統領が「ネオコンの政治的陰謀にウクライナ人を利用している」として次のように語った。

 「ウクライナは米国の侵略の犠牲者である。これはネオコンの暴動であり、この戦争はプーチンを追い出すためのもの。米国の戦争目的は、ロシア軍を疲弊さ せて劣化させ、世界のどこでも戦えないようにするための『代理戦争』だ。ウクライナの若者の犠牲を利用し、屠殺場に入れて容赦なく殺している。ウクライナ を出国しようとしても55歳未満の男性の場合、出国が違法となっている。14,000人の民間人を殺害し、60%の失業率があり、ウクライナ軍のインフラ は米国の地政学的陰謀のために破壊された」。

 ▼民主党内にトランプがいる

 RKJは暗号通貨には前向きで、FTXが倒産し、6月5日にはSECが暗号通貨取引の大手『バイナンス』を提訴したが、暗号通貨の不法取引であって将来の通貨への過程でおきた不祥事というとらえ方のようだ。

 しかし、不法移民には厳しい批判を繰り出した。「国境が安全であると確信するまでは移民恩赦を考慮しない。国境が封鎖されていることをアメリカ国民に保証できるまでは、恩赦やその他の優遇政策は採らない」とし、これもトランプの主張とあまり差違が無い。

 ジョー・バイデン大統領の下、不法な国境越えはかつてないレベルに達しており、受け入れるNY州などは予算獲得で悲鳴をあげている。年間50万人もの不法滞在者がメキシコとの南部国境を通って米国へ入国している。これは選挙の最大の争点の一つになる。

 さて共和党はどうかと言えば、トランプの優位に殆ど変わりは無い。直近のAGの調査では次のようである。
 トランプ       45%
 デサンティス     21
 ヘイリー        6
 スヌヌ         5
 スコット        4
 ラマスゥオミー     3
ペンス         2%

 驚きはペンス元副大統領の支持が共和党保守層では2%しかないことだろう。

   そのRKJについても宮崎さんが詳しく取り上げてくれています。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)6月5日(月曜日) 通巻第7781号 

  RKJのネット上の言論か都合が封鎖、アクセスが出来ない
   米国にも言論の自由があると考えると間違いをおこす

 政治の名門、ケネディ家。JFKの実弟の息子がRKJである。
 このRKJ(ロボート・ケネディ・ジュニア)が発信するメッセージがインスタグラムからもブロックされた。
 このケネディ選挙運動妨害の報に接し、すかさずイーロン・マスクは、ツィッターでの議論をと招待した。

 インスタグラムは「チーム・ケネディ」アカウントを「停止」し、「期間は残り180日」と通告した。
ケネディはインスタグラムが「90万人以上のフォロワーがいて、禁止された私のアカウンが復活されていない」とし、「主要な政治候補者を沈黙させることは極めて非民主的だ」と主張した。

 フェイスブックやインスタグラムがケネディのアクセスを遮断したのは、すでに先例があり、2021年、インスタグラムは同氏がワクチンの安全性と新型コロナウイルス感染症に関する主張を投稿することを禁止した。

 かつてトランプのSNSへのアクセスが封鎖され、アメリカには言論の自由がないことは明らかとなった。
同様なことは日本でもおきていて、とくにユーチューブは些細な言論に重箱の隅を突くような理由をつけて、とりわけ保守の言動を封鎖している。

 さてRKJは、民主党の大統領候補を決める予備選に名乗りを上げて、当初は『泡沫』とみられていたが、民主党支持者の世論調査では67%が「バイデン以外の候補を」と反応し、泡沫だったRKJが19%の支持を集めている。
これに慌てた民主党選対が舞台裏で動いた可能性がある。
本番で嘗ての『レーガンデモクラット』のように「トランプデモクラット」の流れを産むかも知れない。

 1884年の大統領選挙を思い出してみよう。
 共和党予備選でレーガンに挑んだのは二人居たが、1%以下の得票しかあつまらなかった。
本番では、なんと48 vs2 とレーガンの圧勝に終わった。ランドスライド(地滑り)だったのである。

 民主党の大統領候補はウォルタ-・モンデールだった。 
 選挙結果はモンデールが地盤とするミネソタ州と極左の巣窟で或るDCだけが民主党の勝利、のこり総てが共和党だった。そのミネソタ州でもレーガンとの差が1%もなかったという辛勝だった。モンデールはその後、駐日大使となった。

 全米でレーガンデモクラット現象が見られ、民主党支持だけれども、レーガンに投票した人が続出したのだ。

 2024年は、現時点での予測でしかないが、バイデンvsトランプとなった場合、42vs 8くらいの格差でランドスライドが再びおこる可能性がある。 トランプ・デモクラット現象を象徴するのが、RKJへの票のながれである。前回はメディアのトランプ叩きと一部での不正選挙があったと見られ、トランプ・ レパブリカンが発生した。共和党の守旧派が民主党と組んだからだ。
 次回は逆さまになりそうなのが現在の現象である。

  果たしてアメリカはどうなるのでしょうか。何とか目を覚ましてトランプさんの復活を実現して貰いたいものです。
  アメリカの復活はそれが実現できるかどうかに懸かっているのじゃないでしょうか。
  アメリカ人は目覚めるのか。 



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