Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1527.  十三の街

2018年04月28日 | field work

 足指骨折も新しい骨が形成されて徐々に回復の兆し。

 そこで昨日は少しだけ大阪市十三の街を歩いてみた。ここなら混沌としているはずだと予想した。しかしマンション群に囲まれた昼間の街は意外にも整然としており、ディープという言葉は見当たらない。歩いている人間の人相が少しディープなのかなと思われるぐらいだ。治りかけの足に無理はできないので、そこそこの徘徊にとどめた。

 あとはGoogleで見たが、数が少なくなったと思われるラブホは隣が単身用のマンションだったり修学旅行の高校生達が歩いていたり、といった具合でなんだこりゃ。

 ひょっとして混沌とした街というのは20世紀最後の都市の姿だったのかもしれない。私が年齢を重ねて混沌というテーマに関心が無くなったのかもしれないし、街自体が整然とされてきて、混沌とした被写体がなくなってきたのかもしれない。このブログで取り上げた東京周辺の街の画像が混沌の見納めだったのだろうか。

 そんなことをつらつら考えながら、やまもとでスジネギお好み焼きを食べていた。味は整っているが私には少し淡泊な味だった。これは老人達の味覚に向いているな。

 ふと思ったのは、B級グルメほどWEBや他人の評価が全くあてにならない。つまり、私の味覚に合わなければ旨いという評価にはならない。そんな個人の味覚次第で旨い店が違ってくる。だから個人に合う味覚を求めてみんな徘徊するんだろう。そこがB級グルメたる所以。そんな私好みのお好み焼き屋を探しあるくのも大阪徘徊の動機付けなんだろう。

 

2018年大阪市淀川区十三

OLYMPUS OM-D E-M1Mark2、M.ZUIKO DG 17mm/F1.8

ISO400、露出補正-0.3、f/11,1/60

 

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