海へ向かって歩いてゆくと北ホテルがある。
翠「デイユースあるよ!」
「ハイハイ、デイユース・・・」
・・・
窓から紺碧の空と海に白い街が挟まっているみたいだ。
部屋にはいるなりお互いの体にしがみつくように抱擁し、唇をかさねた。はずむと息をすいながら唇をすいあった。
「ぅううんーーんううん」
翠「アワビの生物的な形にうずうずして・・・」
濃厚な色香がただよっている。
「昨日の続きだねぇー」
翠の服を脱がせながら、ベッドにたどり着く頃には、お互いが全裸だった。
翠を抱きかかえて舌先で首を舐めあげると、翠のからだがビクンとっそる。
翠「ぅうううん、っうううん、気持ちいいよ・・・・」
翠が股間をピタッとすり寄せてくる。
一緒に腰が微動している。
ペニスを翠の股間にこすりけていると翠の股間が熱く潤っている。
翠「くぅーーっ、アチキ!、早く入れてぇー」
抱き合ったまま、腰を少し動かすと切っ先は翠の膣を捉えている。
そのまま腰をさげるとヌルッと翠の体の中に沈んでゆく。
二つの体がピタッとひとつになってゆるく揺らいでいる。
翠の体にいれたままジッとしていると、膣が潤って柔らかくペニスをつつんでくる。
アチキの胸に押しつけている乳首をなでると、ビクンと立ち上がってきた。
翠の呼吸が胸を伝わって感じられる。
遠くで波の音が聞こえるようだ。
翠の膣の肉ひだがざわめきながら吸い付いてくるようだ。
そんなざわめきはオーケストラの舞台に演奏者がまばらに登場する時のようだ。
そして腰を少し左右にグラインドさせると一斉にオーケストラが演奏を始める。
翠「ああっ、いいっ」
翠の体が波打ちはじめた。
そんな波に一緒に乗っていると翠の膣がゆるく締め付けてくる。
翠「ああああっ、いいいいーーーーーーー」
一緒に骨盤が上下しながら、翠の爪が首に食い込んでくる。
ヴァイオリンの音色が、スローピッチから高音域になると、翠の体に汗がにじんでいる。
翠「はははぁっ、いくいくいく!、アチキいってぇーーーー」
一緒に一つの体が脈打ってシンバルが鳴ったかのように翠の膣に精子を放った。
そのまま一つの体はベッドに沈み込んだ。
しばらく翠のさめやらぬ生暖かい膣を感じながら入れっぱなしにして余韻を感じていよう。
翠のハアハアとした息づかいが胸に伝わる。
そのまま、翠を抱き抱えながら眠ってしまったようだ。
・・・
翠「アチキーーー、重いよ」
それで気がついた。
夕飯は、房ちゃんの店へゆこうよ。
多分準備している頃だからお店へ電話しておく。
力の抜けた腰を引きずりながら、シャワールームのお湯が心地よい。
「翠ー、一緒にお風呂にはいろうよ!」
翠がバスタブに入ってきた。
ぬるい湯が体にこびりついた残渣を洗い流してゆく。
次第に脱力してゆく。
しばらく翠を抱きかかえながら風呂につかっている・・・。
・・・
秋の陽はつるべ落とし、薄暮の頃だ。
白い街がパープル色に染まってくる。