街のなかを歩いているカップルの会話って、まわりには聞こえない。
街ってノイジーな空間だから、意外に密室状態だ。だもん外国人が濃密なキスをしていたって誰も関心はない。街ゆく人は、カップルのオキシトシンが分泌していることなど知るよしもない。
多忙な勤務が続いていて翠も久しぶりにお休みだし、少し秋の装いで散歩にでかける。
翠の乳首がアチキの二の腕をスリスリしている。
そのうちアチキの二の腕にピタッと翠の乳房が食い込んでくる。
翠「アチキってエアロビの効果もあって体が締まってきたねぇー」
「外出自粛の時期に出かけるなっていうから、スポーツ教室に通うしかないじゃん。10kgはやせた。贅肉が落ちたかなぁー」
翠「でも、あそこは小さくならないんだね!」
「うん、あそこ!、夕べはどうだった」
翠「いつもとおんなじ大きさのが、ズルッとはいてきたよ」
「翠の身体にズルッとはいって生暖かく、濡れた膣壁が柔らかく締め付けてくれたのは覚えている」
翠「快感だったぁー?」
「うん、ヌルヌルと締め付けるというよりは、柔らかく包まれている感じかな」
翠「マサヒロを産んでいるから、若い子みたいには締まらないよん」
「アワビ!、アワビみたいな感触だった」
翠「フフフ!」
そういって翠が腰をピタッと寄せてきて、ウィンドパーカーの下から腰に回した手がグルッと回ってアチキのGパンの裏側からパンツをさげようととている。女の手の感触って気持ちいいよなとと思いつつ、前から誰もあるいて来ないことを確認しながら・・・。
翠「立つかなぁーー(^0^)」
「出そうになるかもよ!」
翠「いいよー、一杯出して(*^▽^*)」
寿司や通りまで来たら・・・
翠「アワビ、食べようかぁー」
「なんだぁー、そういう誘惑だったかぁー」
翠「いいじゃん、久しぶりにお寿司。今年は感染症でかき回されて忙しくているあいだにウニがおわっちゃっもン」
夕べの翠とのセックスの余韻を思い出しながらアワビ!、それいいかも・・・。
・・・
秋の午後の遅い時間が流れてゆく。