サンクトペテルブルクのプロコヴォ国際空港からウクライナに向かう朝、タクシーから降り立ちEOSシステムをつめたソフトなリュックをコンクリートの床においたら小さな鈍い音がした。
待合室で機材を確認したら、レンズのキャップがズレている。
直そうとしたら変だ。
キャップを外したらプロテクトレンズが見事に割れているではないか。
えっ、あの歩道にリュックを置いただけなのに、そんな事ってある!?。
幸いプロテクトレンズは捨てた。レンズに傷がなくてよかったぜ。
帰国後、キャノンのサービスセンターへ機材を点検に出した。
「光軸がズレています・・・・・」
えっ!、ズレる衝撃というと、プロテクターレンズが割れた時だ。
つまりそれ以後の画像は、すべて光軸がズレているのを気づかずに撮影した来たわけだ。
もちろんそんなのは、EOSのモニターでは確認できなかった。
ロシアの歩道はレンズが割れるぐらいに堅かった、というわけだ。そして光軸までズレていた。
ロシアって侮れないですねぇー。
光軸がずれる前の画像とズレた後の画像をトップで並べてみた。
2枚目の画像の左側四隅は解像度がでていないようにも見受けられるが、わからない。
長いレンズは、光軸がずれるという経験を初めてした。
たしかにレンズが長ければマウントに負荷がかかることは確かだが・・・。
ロシア・サンクトペテルブルグ、ウクライナ・リヴィウ
EOS1DsMark3+EF28-300mm/f3.5-5.6LOSS
1)ISO3200,焦点距離40mm,露出補正-0.33,f/6.3,1/100
2)ISO400,焦点距離28mm,露出補正0,f/5.6,1/80
3)ISO400,焦点距離300mm,露出補正0,f/7.1,1/400