絵具の話を書こう。
絵具は、レモンイエロー、オレンジ、山吹色、水色、ブルー、紫の6色あれば、この組み合わせで15通りの色ができる。実際この色の絵具の使用頻度が一番高い。それ以上あると使い切れない。
そうなるとどこのメーカーの絵具にしようかという話になる。個人的にはホルベインの18色セットを試みたいと思いつつ、シュミンケ・ホラダムにつかまり、いまだにこれをもちいている。
私が揃えているシュミンケ・ホラダムの絵具は以下の通りである。
209 トランスルーセントイエロー/
218 クロニウムオレンジヒュー/
363 スカーレットレッド/
368 キナクリドンバイオレット/
475 ヘリオターコイズ/
482 デルフトブルー/
509 コバルトターコイズ/
525 オリーブグリーンイエローウィッシュ/
530 サップグリーン/
645 インディアンレッド/
894 シルバー/
910 ブリリアントブルーバイオレット
それにさくら絵具のホワイト(小学生の絵具箱に入っているあれです)
シュミンケ・ホラダムには24色の固形絵具のセットがある。それは以下の絵具で構成されている。
クロームイエローディープ・クロームオレンジ・★レモンイエロー・カドミウムイエローライト・ネーブルスイエロー・カドミウムレッドライト・マゼェンタ・パーマネントカーマイン・ディープレッド・マンガニーズバイオレット・★ヘリオターコイズ・セルリアンブルートーン・インディコ・プルシャンブルー・ウルトラマリンファイネスト・フタログリーン・メイグリーン・コバルトグリーンダーク・パーマネントグリーンオリーブ・イングリッシュベネシャンレッド・イエローオーカー・バーントシェンナ・セピアブラウン・アイボリーブラック
★印は、私の持っている絵具であり、ここには2色しか入っていない。Amazonの24色セットで16,340円。ちなみにホルベイン24色セット・チューブだと3,420円である。
この二つが店頭に並んでいたら、私はホルベインのチューブを選ぶだろう。固形絵具は使いにくいから、バレットに絵具を出しておきっぱなしにするチューブ派である。そんなわけで私は、シュミンケホラダムのチューブをバラで揃えている。
面白いのは、水彩画を引き立てる絵具と壊す絵具がある。引き立てるのは白である。最後に控えめに使えばオブジェクトを立体的にみせてくれるなど、さくら絵具の利用頻度が高い。
そして黒は描いた絵を壊してくれる。というのも色がきつすぎるのだ。だから私はsap greenとBrillianblue violetを混ぜて黒い色の表現に用いている。だから黒絵の具は使わないし持っていない。できることなら白絵具も使わず紙の色で表現したいのだが、てっとりばやく絵にしてくれるから悪魔的な魅力をひめた色である。
そんなふうに透明水彩絵具は、マックで描くのとは異なった世界が面白い。それは偶然と発見の連続だからだろう。
SONYα6600、Carl Zeiss Vario-Tessar ZA E OSS T*16-70mm/F4.0
ISO160, 焦点距離33mm,露出補正+0.5,f/4,1/50