論文資料が見つかったので小樽・冬の旅の旅程を1月下旬に設定した。しかし正月が明けるとパンデミックが広がる気配濃厚。ならば、規制発令前にでかけようという魂胆で旅程を2週間早めた。
難儀なのは天気予報だ。出発3日前になって天気がわかった。こりゃ冬の嵐の中に突っ込むスケジュールだ。それでは飛行機が飛ばない。前日に当初3泊予定を天候に合わせて5泊に延長した。
雪が小やみになった僅かの隙間をついて小樽へ出かけた。
その5泊6日の間、道内は猛吹雪で鉄道とエアラインは機能しない。僅か1日だけ曇りのマークがある日に京都へ戻ることにした。この日、大学入試センター試験がある。関係者の踏ん張りに便乗して帰ってこよう。
小樽を、二つの連続する低気圧が通過した翌日、積丹半島の美国へでかけた。どんな天候でも地元の路線バスは動く。冬の撮影は、私には最高の時間だが、猛吹雪の合間をぬって天候を先読みしながら・・・。
オーセントホテルに戻るやいなやフロントで部屋の鍵を受け取り、その足で2階の大浴場へ直行。寒さで硬直した身体がお湯で揺るんでゆく。寒い時ほど風呂で暖まる快適さがものをいう。
仕事と、その合間にフィールドへでかけ、ホテルで画像の整理をしている時間が心地よいはずだ。窓の外は猛吹雪、今回はビデオで撮ろうと決めていた。そんな6日間だった。
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