冬の季節なら蟹、といって漁港は時折カモメの声が聞こえるぐらいだ。寒気団による猛吹雪で波は荒れ漁にでられない。積丹半島は町ごとに漁港がある。というよりも漁港があるから街ができた。
夕飯は、最初はダイエットを意識したが、それでは身体が寒くてたまらん。やはりお酒と肴を食べゆこう。そこでゆきつけのお店に出かけた。まあ刺身よりは蟹だろう。
少しお酒が回り、ホテルで大浴場へ直行する。部屋でまどろんでいると蟹味噌の味はしたが、蟹自体の味覚を思い出せない事に気づいた!?。
そういえば新型肺炎も味覚がなくなる。ここで新型肺炎に感染したら、このままホテル隔離か。いや専用の隔離ホテルがあるからあっちへゆけと追い出されるか、それよりも何処で検査をするんだ。発熱外来センターがあるってか、つまり保健所で検査・・・。そうやってスマホをつつき1時間。浴室の鏡で口との中をみたら舌に縦に亀裂が見える。
はあ!、感染は喉だけど舌に亀裂!?。
そういえば、昼に築港のケンタッキーで鳥のハンバーガーを食べた。そのころもが堅くて舌をずった事を思いだした。味覚がないのはこれかぁー・・・。そうやって1時間悶々としたあげく原因判明して安堵。
翌日は舌の亀裂も治り、再び蟹だ。今日は焼き蟹にしましょうと勧めてくれた。ちゃんと蟹の味覚が戻ってきた。
この頃小樽でも、オミクロン株の感染者が始めて登場した。成人式後の宴会ではしゃいじゃったそうだ。そうなるとそろそろ私も予定通り日曜日に引き上げよう。小樽に来てから毎日猛吹雪の日々が、明日だけ曇り予報だ。帰るにはこの日しかない。これを逃すとまた1週間小樽にとどまらざるを得ない事もあるだろう。
寒波の到来する冬、私は便変更可能チケットにしておいてよかった。それは値段よりもはるかに重要なポイントだと気づかされた。
576Fishing port