リュウ君がインポの治療で、青森からのフェリーで小樽の病院へ通院している。
帰りにアチキを誘って飲み屋に出かけ、苫小牧から夜行フェリーで青森へ戻る。
「インポの治療はどうだい!」
リュウ「うん!、最近はVigiと元気にやっているよ。多分薬の効果も大きいんだよ!」
「リュウ君も律儀だねー。フィリピーナの上さんのためにインポの治療に通うなんて・・・」
リュウ「なんつうーかなあー・・、つまり私と結婚したとき、上さんは処女だったんですよ」
「ふぅーーん、カソリックの国だから縛りでもあるの?」
リュウ「縛りはないと思うけどフィリピンの田舎じゃ、大体結婚するまでは処女ですよ!。そのかわり結婚する年齢は早いけど・・・・」
「昔の日本みたいだ・・・」
リュウ「そこがプリミティブつぅーかなぁー。そうでないと田舎じゃ娼婦といわれますよ」
「日本の社会の風潮とは随分違う!」
リュウ「結婚前にセックスすってるいうことはないよ。そのかわり相手を定める年齢がものすごく早いし、これって目標を定めたら積極的なんだよね!!。私なんか上さんから、もう口説きに口説かれたって感じだった」
「見定めたら、逃がさないってわけだ」
リュウ「そうなんです。大体男の評価のポイントは、ルックスとお金。ルックスは生まれてくる子供の良し悪しに影響するし、フィリピンの男はあまり稼がないから、女達は経済力をものすごく重要視しているよ」
「じゃあ日本人は、ターゲットだ!」
リュウ「そう!、それで二股でもかけようものなら、あっちの女は使い古しだけど私は処女ですよ。使い古しに子供ができるんですかぁーって口説くわけ」
「子供をつくるのが結婚の目的なんだ」
リュウ「そう。それ以外になんかある!!!って感じ。そんな空気にいると、私も好きな女は一人で十分です、ハイハイ一生愛します、そう思っちゃう。だってフィリピンの女って超猛烈に嫉妬深い。それで刃傷沙汰だってあるもん。日本みたいに気分が合わないという理由で別れて、また別の男を捜すなんて随分面倒くさい。だから男にとっては最高だよね」
「浮気心がなければ、最高の女なんだ」
リュウ「そうなんですよ。そこをフィリピンの女は間違えない。だから狙いを定めるって感じで一途に口説いてくる」
「そうなると日本で100人切りなんて女子がいたら、もう男を見定める目がないというわけだ」
リュウ「それはフィリピンでは娼婦ですね。生涯愛する男って一人いれば十分ですよ。それで処女がやってくるもん。感激は大きいですよ」
「じゃあ、これからは結婚する女は処女に限ります!!、そんなスローガンでも立てようかな?」
リュウ「それを日本でいっちゃったら、あたし達既に手遅れっていう女ばかりでしょう。女達から狼煙があがりますよ」
リュウ「でも処女の女って感動的と日本人は思うでしょう。でも実はこれが超大変なんだぁー((^_^))」
リュウ君の話は続く・・・
小樽は、日本海側だから例年以上にタップリと雪が積もっている。西高東低の気圧配置のなかを明日は、二つの低気圧が沖合を通過する予報。風が強くなってきた。