伊賀越えの現地調査で伊賀・甲賀を巡り、忍者研究センター設立講演シンポジウムなどの参加で、『伊賀天正の乱』に関心を持ち学んでいる。第一次、第二次の、圧倒的な織田軍勢5万とわずか3千で戦った伊賀12人衆、土豪、民衆が結束した惣国伊賀に、国の成り立つプロセスを感じている。天正の乱で登場する城館や武将を体系付けて話を聞き、中世の村、庄、郷、国に生きる庶民や百姓の話を聞くと『伊賀天正の乱』の更なる興味が高まる。歴史は、決して権力者や勝者の武勇伝ではなく、まさに、その土地に生きた庶民の暮らす知恵や努力、地方自治の形を知ることにより、歴史や文化が生きたものとなる。と同時に、歴史から学ぶことの質量内容の大きさ・重要性を感じつつも、まだまだそこまでには及ばない。学ぶことは多く、時間がどれだけあっても十分ではないと感じた日でもあった。
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