トランプ米政権による「関税ショック」で世界中の株式が大暴落。ハチャメチャなトランプ一人に自国民も含めてパニック状態である。輸入関税アップ、原材料アップ、自国生産品も値上げ、物価上昇、米国民の暮らしが苦しくなる、最も影響を受けるトランプを支持に回った非エリート層が大きな痛手、反トランプとなり、トランプ政権が崩壊。勿論、これらの現象は、世界中につながり大打撃となる。世界の世の中が新自由主義、資本主義、民主主義、などなどを根本的に改革しなければ人類は生きていけない時代なのかもしれない。人道的、道徳倫理、自然・生き物をはじめとするあらゆるものに慈悲や優しさの心の大切さ、・・・が頭に浮かんでくる。
トランプ政権の恐怖政治が世界に衝撃を与えている。グリーンランド、パナマ運河の奪取、ガザ地区200万パレスチナ人の移住、関税の増税、ウクライナのレアメタル共同開発、人道支援事業6兆円USAIDの廃止など、矢継ぎ早に発言、一部実施し始めた。外交も恐喝まがいの取引交渉を楽しんでいる。反対する国や議員の声を無視して、自己中心的な行動は許されるものではない。トランプを支援してきた低所得層の白人たちも、イーロン・マスク率いる大富豪だけがますます富を得る過激な行動で、益々格差が拡大し、自らの暮らしは、何も良くならないと知る時期は意外と早くやって来るのではないか。ヨーロッパの国々、日本、他などが協力し合って暴れ狂うトランプを制止しなければならない。
昨今の世の乱れは、読み書きそろばんをはじめとする人としての正しい倫理道徳からなる学びの欠如が根底にあるのではないかと思う。人間社会において、相手を思いやる慈悲の心なくして暮らしていくと、絶望なる世界が待っているように思えてならない。現在の世界中の出来事は、慈悲なきトップリーダーによって、不幸がもたらされている。暴力専制的な権力と莫大な資産を持ち、貧富の差はますます拡大している。これらを克服していくには、人間としての正しき心を教え学びが大きな役割を果たすのであろう。
日米首脳石破、トランプ会談とその後の記者会見を中継で見た。いつものあわただしいトランプ主張発言の中、冷静で落ち着いた石破首相の態度に、期待感を強く持った。5年連続最大の対米投資国、1兆ドル投資を発信、関税問題に対して、両国が互いに有益であること、USスチール買収問題も投資と考える策は、まさにトランプ交渉術の上を行くものであった。トランプも石破を有能で偉大な首相になると持ち上げ、石破の発言に良き首脳会談で成果があったことを語った。トランプポチの安倍氏や力不足の岸田氏、話にもならない菅氏から、対等なる日米同盟の姿に一歩踏み出したと言える。予想通りトランプ政策の米国内における反発批判は大なるものがあり、米国の真の実情を把握することが重要である。
トランプ大統領就任式の中継を日本時間21日2時からパソコンで見た。30分弱の威圧的演説の一言ひとことに、立ち上がって拍手する関係者と首をかしげるバイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領。全く持って、自国がいや自分が有利なように物事を進めようと常に考える世界のリーダー(なれない)に失望するとともに、まともな良識ある米国人はいないのかと、また憤慨してしまう。放映直後NHKベテラン政治記者が同じようにトランプ非難を発信していたことに若干救われた気持ちがした。トランプが同じことを他国大国リーダーから発信されたら、自分の子供たちにも同じように教えるのかを考えるととても正常な大人としてあるべき言動ではないことは世界中が知っていることである。
2024年は、世界中で国政選挙があり、その結果として、不安極まる状況になってきた。台湾、ドイツ、イギリス、フランス、日本、そして、米国。言わずも知れたトランプが早速、自分ファーストを演じ始めた。国民のための政治ではなく、国益重視の経済事業取引である。異常な関税をかけ、マネーゲームに拍車をかけようとし、すでに株高を引き起こしている。1920年代の強いアメリカを目指すとのことだ。そして、最後は、世界大恐慌に陥るのではないかと危惧する専門家も登場してきた。そこで、日本がどうすればという問いだが、言葉も出てこない状況です。
イスラエルのネタニヤフ首相も、自らの政権維持に必死。もともと、中道右派だったが、極右派が登場し、今の戦闘状態を展開し、ハマスを壊滅させようとしている。トランプとは、非常に密接に連権をとり、バイデン政権下では、戦争をやめず、トランプになったら、終結し、トランプの公約を実現させるとのまったくもって、非人道的な自分ファーストの世界にのめりこんでいる。ガザ地区の戦闘員だけではなく、小さな子供や赤ちゃんを虫けらのように扱う様は、1年前からではなく、もっと以前から続いている現実を改めて思い起こさねばならない。
バイデンがついに米大統領選の撤退を表明した。高齢化、健康面の不安さからか、言い間違いの連発、誰もが不安、不信感を抱く、最悪の候補者だった。さて、最悪の世界情勢の中、悪名高きトランプの再登場でも、なんとしても、平和の世界が戻ってくるように祈りたい。
G7広島サミットが閉幕し、法の支配による国際秩序・平和の決意、など日本の役割が果たせたと岸田首相は胸を張った。しかしながら、最大課題の核なき世界平和への道筋は、「アクションプラン」であると、ごまかした。現世界各国のトップリーダーに欠如しているのは最終ターゲットへのあくなき、実現力である。いうまでもなく、G7・グローバルサウスの国々が、中ロに対して、公正に発信し、論議・検討・調整していくことが可能かどうかである。自国の利益ばかりを追求する現時代においては、不可と言ってもよい。奥深い問題が秘められている国家民族間の戦いこそ、人間的なお互いに一歩引く心を持って、話し合い外交を進めることが重要であると考える。
G7広島サミットが始まった。最優先課題である、世界平和に少しでも前進あることを願う。現在は、地球上のあらゆる生き物が最も窮地に追い込まれ、しかも、それを知的生物体の人間自らが引き起こしているといっても過言でない。科学技術の目覚ましき進展も貧弱な倫理道徳により悪魔を呼び起こし、自らの首を絞めつけている。核、AI、デジタル化、生存アプローチ、宗教、・・・、異なる立場のなかで、お互いに人間的な敬意をもって話し合わなければならないことが複雑多面的に増大している。ロシア・中国を除いてのサミットでは、世界平和は訪れないであろうし、核保有大国の理不尽さや核の傘の重要性を主張し続けれる呪縛をまずは解かねばならない。そういう意味で、「核のボタン」のカバンを持ち歩く米国にまたまた失望感を強くする。