「神君伊賀越え」京都篇のTV放送があり、眠い目をこすりながら観た。案内役が直木賞作家の今村翔吾だから、少しだけ期待をしながらであった。時代小説家なりの世界が垣間見れ、まあまあであったが、郷土史家のある高齢者がまたまた、登場、根拠に乏しい言い伝えの話をしていて、せっかくの番組に嫌気がさした。大河ドラマで注目とあらば、無理にそれに結びつけようとすることは、逆に地域活性化や観光促進に対して、マイナスになるのではないかな。
定年後、始めた地域活性化活動、郷土史講座&ウォーキング「つつきはっけん」は2019年10月に百回記念イベントを開催し、一区切りつけた。その後、コロナで3年半活動を停止。先日、久しぶりに市の依頼もあり、「家康伊賀越え」講座を開催し、講座で顔なじみになった連中が再会を楽しんでもらった。その中の男性が、3,4年前から、旅行業者主催の伊賀越えツアーに参加し、先週、最終目的地の岡崎まで行き、全ルートを踏破したと報告があった。なんともうれしい報告であり、その時々のエピソードをまた、披露してもらいたいものである。
3月の連続講座「家康・伊賀越えを知る」における参加者の感想が寄せられました。ご紹介します。
・「事実と真実」、地政学を信念に熱のこもった話であった
・十分な調査と研究に基づくもので、努力の成果に感動をした
・謙虚で皆さんに考えさせる冷静な内容でした
・幾多の視点からの解説があり、よく理解できました
・参加者の考えとは異なる点もあった
・穂谷の言い伝えに興味を持った(穂谷住民)
・もう一度、四條畷から逃走路をウォーキングしたい(10人)
・次のイベント計画を知らせてほしい(多数)
・講演の中に知的な要素が含まれていることが特徴的で他にはないので、好感を持った(主催者)
自分としては、話の構成が良くなく、4年ぶりのプレゼンテーションで、しゃべりにくかったのですが、熱心に聴いていただき、かつ多数の質問が飛び交い、講座全体としては、盛り上がりがあったように思います。(3日間の参加者90名)
連続講座「家康伊賀越えを知る」第二回目。雨降る中、参加者40名。本日は、伊賀越えがテーマ。京田辺編を中心にお話しした。本当に穴山梅雪が飯岡の墓に眠っているのか?甘南備山逃走路をNHKが放送したら大変なことになる、新しく作成した草内の渡し・観音寺の案内板は明らかな間違い、誰が作成したのか?
などなど、厳しい質問が続き、多数の方が自己の考えを自由に発信しあった。主催者側の責任者がこれでいいのだとの声。なんだか、しまりのない第2回目となった。
2月、木津川マラソン実行委員会に『神君伊賀越えの道』の横断幕をお貸ししたのですが、紛失されたそうです。本日、その旨の連絡が入り、誠に残念に思います。つつきはっけんの有志メンバーが力合わせて、制作したものです。なんとか見つかることを願っています。
久しぶりに、近くの家康の逃走路と伝えられている宇頭城の道を自転車で上り下りしました。それにしても、は入り口以外は、10年前とタ全く変わりなかったのが、うれしく思いました。が、あることをして大失敗を犯しました。またの機会にお話しします。
伊賀越え連続講座は3月開催で、近々に主催者側広報活動で、正式案内がされますが、当方へのメール申込みもOKとしたために、すでに5件の申込みを受けました。やはり、イベント開催の取組みは会場における申込み手続きだけではなく、ネットを活用する方が迅速効率的です。ということで、当方は、主催者ではなく講師の立場ですが、講座運営も含めての提言もさせていただいています。
わが町、京田辺市は、家康伊賀越えの逃走路として、歴史ファンには知られているが、本年NHK大河ドラマ「どうする家康」が放映されるチャンスを地域活性化に大いに役立てようと色々企画されている。当方にも連続講座の依頼があり、本日第1回目の打ち合わせを行った。あらかじめ、テーマ、狙い、ストーリーをパワーポイントに110枚作成したものを責任者と担当者にご覧いただき、おおむね実施要領と内容が決まった。また、この機会を通じて、さらに発展した取り組みを行おうとの意見が一致し、久しぶりに清々しい気持ちを味わった。今まで以上の新たな情報をマルチメディアデバイスを駆使して、2~3月に実施したいと思っている。
来年1月にNHK大河ドラマ「どうする家康」が始まり、市の観光協会もプロジェクトをスタートした。どういうイベントを考えているのか興味津々である。そういう中、突然、市の責任者より、大河ドラマに合わせた伊賀越え講座をやりませんかという話が飛び込んできて、少し考えてみることにした。いくつかのアイデアはあるが、心情的には真実性を追求したものが浮かんでくる。そして、市の活性化に役立つための取り組みを考えれば、こじんまりした一部の組織で推進するのではなく、「伊賀越えの京田辺」を全国にアピールして後世に響きわたる、市総力上げての取り組みにしたいものである。
2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の開始が近づき、伊賀越えに関係する地域がこの時とばかりと、地元のPR活性化に力を入れだした。十年前に、当方も地元京田辺を中心に情報をかき集めて、全体(四條畷~岡崎)の逃走路やエピソードも含めて調査し、実際に現場にも足を運んだ。しかしながら、そのほとんどは、地元に伝わる口伝えの伝承ものであり、古文書や古議録として、ましてや出版物として残されていない。そのために、多数の情報が飛び交い事件を興味本位で面白くさせている。そこで、『本能寺の変四二七年目の真実 』でベストセラー作家となった明智憲三郎氏の科学的な捜査分析が重要と思い、当時の地形地理、時間経過、協力体制、安全性などを鑑み、自分なりの考えをまとめて、『つつきはっけん』イベントで発信してきた。6年前のことである。久しぶりに、今までの資料を紐解きながら、関係する出版物を読み直している。