オリンピック卓球男子団体3位決定戦で、日本は韓国に3-0で勝ち、銅メダルとなった。勝利した水谷隼選手のコートに抱きついた張本選手の気持ちがよく分かった。両親が中国人で帰化、18歳の日本NO1のプレイヤーが、このオリンピックで大不調、水谷やコーチ監督に支えられ、最後に調子を戻し。やっと3位になることに貢献、感謝の気持ちがあふれていたのだろう。選手それぞれがつらい練習に耐えオリンピックに出場し、結果が出た安ど感なのだろうか?。素直な心があふれていた姿に久しぶりに感じる清涼感一杯の若者を見た。
世界中が、コロナパンデミックに陥り、人類が危機に立たされている。経済活動が制限され、生産販売流通の人流にかかわるあらゆるものが抑制されている。この1年半にわたり、各国が感染防備対策を人命救助や安全な暮らしに向けて多数多方面で講じてきた。ワクチン接種や開発などで、世界的に大幅に遅れてしまった我が国には、安全神話の国であり、リスク対策の希薄さが根付き、政治行政力の弱さ、お粗末さも露呈している。そういう中、東京オリンピック・パラリンピック開催の意向が強い政府・組織委員会は、安全に実施でき、コロナに勝った歴史をつくろうといううたい文句で扇動している。菅首相や橋本委員長は、開催実施理由を明確に国民の前で理路整然と明言できるのか、今までの、中味のない、国会答弁スタイルの説明では全く信用できない。安倍前首相のオリンピック誘致プレゼンテーション時の「原発はコントロールできた」と世界にうそを言ったことと同じである。さらなる感染拡大で国内だけでなく世界がパニックに陥ったら、国の信頼がさらに低下させることなど、日本国の崩壊とともに、末代までの自己の身を切る覚悟ができているのかどうか、真剣に問いただしたいものだ。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長の辞意表明、次期会長に川淵三郎氏が推薦され、これを受理するとの意向であったが、おかしいなと思っていたところ、全くの茶番劇となった。辞任する張本人が勝手に決めていいもんかと思っていた。小池さんがしかるべき手順を踏んでと言っていたので、注目していた。本日の臨時委員会で、自分の功績を長々と伝え、謝罪とちょっぴりの恨み節も聞き逃さなかった。もともと口下手で政策も持たない宴会政治屋だけに、高齢で頭が回らず、空気が読めない人物は、またしても人格を下げた。選考委員会で謙虚、利他、正直な人物を選んでいただきたい。