日本の現状と今後

 5年前、日本列島に荒涼とした焼け野原のような心象風景を描いた。
  2年半前の衆院選の時、日本は5年以内にニッチもサッチも行かないぐらい行き詰まるだろうと、かなりの確信をもって予測した。
  2年前、アメリカ発のインフレを伴った不景気が世界を巻き込むのは時間の問題だと思った。それで、 政府やメディアそれを報道し、警戒を呼びかけるだろうと待ったが、いっこうに、その気配無く「いざなぎ以来の好景気ー力強い景気の拡大傾向」と言う政府やメディアの情報一辺倒だった。
 だから、私はこの時点で日本か株から完全に撤退した。 
  昨年 教育基本法や教育再生の議論を見て、コメントする気にもならなくなった。(子供のことを考えたら、現場では考えられないようなことを 昼間、国会で堂々とやっている。)  
   昨日(1月15日), 東証平均は14000円を割る。 過去1年間の株の暴落率は先進国50数カ国の中でサブプライムを発したアメリカや強く影響したと言 われるヨーロッパをはるかに凌ぎ、50か国中世界第2位( 金融資産の多い日本がこれほど影響を受けるのは常識的には考えられない。)と言う現実があった 。    

  予想通り、政治も経済も教育も社会問題も行き詰まり、どれも出口が見つからない状態にあると、私は思った。
  今後、 地球や世界的な不安定さはさておき、日本だけ        見ても、その危うさは著しい。               
 経済は体力をなくしているし、政治はその現状をつかめず、解決策を持てない状態だから、回復し立ち直るのにかなり時間がかかるだろう。  
  とりあえず、一息つくまでの時間の見当をつけたいが、  
  現在の既成政党はどこも解決策はなく、政権交代しようが再編成しようが無理だろう。 
 (バブルがはじけて景気上昇に10年以上かかったことを考えると)2~3年内の、庶民が実感できる景気上昇は考えにくい。

 お調子のいい(田分けた)話は明日にも聞かされるだろうが、実際は 何時のことやら?
   

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