借金に無頓着な日本

国会は来年度の予算を組んでいる。
 その様子をテレビで見られることは良いことだ。
 日本は世界の最たる赤字国家で、10年分の国の予算の借金がある。
 だから、普通の家庭だと、夜逃げか、自己破産宣言、会社ならとっくに倒産している。借金した主や社長は家族や社員に顔向けできない。
 国会の論議を見てると、与野党共、申し訳なさそうに話す先生は、ただの一人として見られない。みんな堂々としたもんだ。
 この感覚のズレは状況認識の欠いた予算の編成やその論議の中で、具体的に見せてくれる。
 
  ガソリンの暫定税の扱いや道路14000キロの別枠財源措置など与野党とも予算の分捕り合戦をしている。以前にも書いたが、これだけ借金し、社会のあちこちに崩れが見られるときにやることは、徹底的な倹約と最低限の安全網(セイフティーネット)の点検整備と経済社会の体力回復ではないか。国際競争力アップとか、景気刺激と称して、従来通り、物を作りや新しい事業を手掛け出費する時ではない。
 家庭や会社でそん事をするはずは無い、考えれば単純なこと。私が何より、先生方のいい加減さを感じるのは、「教員の増員」である。
 学力アップや教育問題解決に政府始め与野党メディアとも(国民の願い)に答えているとして異論は無いようだ。私は全く反対である。
 乱暴に決め付けているように聞こえるかもしれないが(ここでは具体的に証左する流れではないから書かない。)国の教育原理や非科学的な教育行政(理由は以前の日記に何度か書いている。)の結果生じた(体力・学力低下、不登校、発達障害の全国的な発生)現状を、反省や方針を変更することなく、さらに強化しながら、リスク処理に予算を増やす。
 これは、無駄遣いどころではなく、教育行政のリスクを増大させる予算を意味している。その辺を吟味している様子は全く気配すらなかった。
 極端に聞こえるかもしれないが、思想や立場に関係なく、全国の教育の実践家だけでなく気付いてる保護者や言葉にはうまく出せないだろうが、多くの子供達はその事をいやと言うほど感じているのではないか?
 役人の調査は自分達の都合の良くなる情報しか集めない。耳の痛い話には耳を傾けない。それは殆ど末端にまで至ってる。その事があるものだから、予算全体もいい加減に思えて仕方が無い。

 
とにかく、こんなに借金しているのに、世の中も国会も、ハデハデだ。
     
 テレビも 何とかならないか?

 

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