世の中の見える世界から見えない世界まで思いっきり。特に、子供、教育、不登校、自閉症等 情緒に関心あり
天まで届け
世界的な景気減速の根っこ
何百年と景気は上昇・下降を循環的に繰り返してきた。やがて、循環的に(景気回復?)の形で回ってくるとは思うが、実を伴うかどうかは今まで同様別の話し。今、世界が景気下降をたどり、先行きが不透明で、どこの国も景気回復の打つ手に困っているいる状態のようだ。日本も景気回復の話題が政府ファンド(国が公金で株で儲ければ、の発想)のような形でしか出てこない。世界も日本も対策らしい手を打てずにいるのは、私の記憶には無い。今までの不景気とどこが違うか?景気建て直しの手が打てないのは、従来の方法が既に使えない所まで来ていることもあるし、金融緩和とインフレの関係が現実問題になっているからだ。要するに世界的に経済の体力が落ちていることを意味している。何故経済の体力は落ち、引き上げる対策が出てこないか?全てではないが、今まで(現在も)あまり問題視されていなかった地球規模の経済環境の異変が影響し始めていると、私は思う。地球の地下と地上と上空、言わば経済活動する全空間に経済にとって都合の悪い変化が出てきているのではないだろうか。
①地下‥資源の限界や枯渇 原油だけではない鉄や軽金属など地下資源の世界的価格上昇
②地上‥海や陸地の地表の異変と地上の生き物の生態(系)の異変である。例 中でもヒトと言う生き物が変調をきたしている。北半球の少子高齢化、南半球の食料不足の中での人口急増。ともに生き物として見たとき順調ではなく、種の力を落と していると言えないだろうか。人的資源の減退が経済活動に及ぼす影響は計り知れないはず。
③上空‥ 言うまでも無く温暖化や異常気象による経済的損失。トウモロコシや穀類等から端を発した世界的な価格上昇。
これだけ見ても、経済政策以前の経済の環境にマイナス要因が出ている。現在の景気減速の原因に占める割合は分らないが、この要因の割合が大きくなっていくことだけは確かだと思う。
では、どうすれば良いか。急いでバタバタしてもしょうがない、今までの付けが回ってきただけなのだから。
①目先の利益の追求から、中・長期的な利益を目途にした 利益追求の体制へ変える。
②産業の発展方向を、金融産業から第1次産業へ徐々に 変える。
時間はかかるが必ず反転して経済の体力がついて来るだろうと思う。(今の政策は①②共、方向が逆だから、逆の結果になるのではないか。いざなぎ以来の底堅い好景気が収まらないうちに、経済が2流国家になるのと同じ意味で、今のやり方では循環的に形の上ではやがて景気は回復するが実質的な経済の体力は落ちる。)