無くて七癖

自分はいちいち考えて行動している気でいても、意外と習慣でやっている行動が多いようだ。恐らくいちいち考えて行動していたら身が持たないのだろう。割合自分や周囲の人に良いと思われる行動は「習慣」と言い、困る行動を「癖と」言ってるようだ。

  最近はあまり聞かないが、5~60年前お袋さんたちがよく言っていた。 当時、それほど気にも留めず、「古い」 と言う感じで聞いていた。自分が何十年も人間をやってきて古くなった今、自分自身も周囲の人たちも、大袈裟だが社会や集団や組織もあの諺は旨いこと言い当ててると思う。

 初めて自分の癖に気が付いたのは、小学校の後半、トイレに入るとき、中の電気をつける紐を引っ張ってしまう。当時、親から「昼間から電気をつけて!」と叱られていたのについ自然に紐を引っ張っていた。自分が大きくなっていくにつれ、3日続けると癖になるものが結構あることにも気がついたし、スキーや家族とのドライブなど割合プラスになることを意識的に初めて、そのパターンでやっているものもあった。
 そう考えると、人は習慣と癖の塊で、(意識)が少し頭を出してどうのこうのとやっているのかもしれない。
 そうは思うけど、多分そのちょっとした意識が自分も社会や集団や組織も変えていくのだろう。
 「意識して自分や周囲を変えようとする意識があるかないかが、子供と大人の違いだ。」と言う専門家もいる。
 「老人は、子供に返る。」というけれど、今は癖や習慣ともそこそこ付き合いたいと思う。
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