NHK

ここのところNHKの報道に変化を感じる。勿論全体的なな印象で個別には以前同様爽やかで心うたれる番組もある。実直さの印象を持っていたが民間的な色づけを感じる。その分、かなり多くの番組で薄ぺらさを感じるようになった。今日は(4月12日)10時まで12時までNHKのニュースの解説委員室の委員6~7人が暫定税率や年金・景気など時事的な問題でそれぞれが見解を述べる特番が組まれた。やっぱり!がっかり!が私の全体的な印象だった。7人はそれぞれ異なったニューアンスで話され、これまで聞いてきた色々な立場の見解で部分的には共感もした。不満だったのは司会者も含め全員が、問題の根っこを考えていないことだった。紹介された視聴者のFAⅩの中に「今日起きてることの根本原因が知りたい。」と端的に述べたものがあった。この人の「根本原因」の意味はよくは分らないが、言葉上では私も同感。私は人類が子孫も含め地球上で食べて生きていく仕事はどうなのか、と言う産業のあり方は立場を超えて必要だと考えている。あってほしい産業を念頭に経済や政治政策が語られなければ、結局右往左往するだけではないか。産業を念頭に置いた戦略屋政策や計画その中での優先順位がある。考えは別にしても、どの解説者にもその構想が全く感じられなかった。権威などに惑わされず分りやすくなったから、そういう意味では改善されている。幻滅するのは自分の権威主義の裏返しかもしれない。フムー‥である。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )