バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

あの女、現る。

2008年10月01日 09時04分15秒 | バス運転士

以前にも書いた『バス停から車道へ身を乗り出して立っていて、バスの到着が1秒でも遅いとフロントガラス越しに運転士を睨みつけ、乗車して助手席に座ってからも睨み続け、駅で降りる時には運賃箱へ200円を叩きつける様に入れる女』の話です。

昨日、午後4時頃に駅を出発して、某所をグルッと回って駅へ戻る路線を走っていた。雨ということもあって、その時間にしては乗客がやや多く、途中では5分ほど遅れて走っていた。しかし、駅へ向かうようになってからは乗降客もほとんどなく、信号も味方してくれて2分遅れまで回復していたのだが… あるバス停が見えてきた時、「まさか!?」と私は目を疑った。車道へ身を乗り出すように立っている黒い人影… いつもはもっと早い時間のバスに乗るはずなのに… なぜか、その時間に待っていたのである。バス停に近づくと、その女はチラッと時計を見た。乗車すると真っ直ぐに助手席へやってきた。「…しょ!」と言って座った。何を言ったのか分からなかったが、私はその女の声を初めて聞いた。その後、駅へ到着するまで何やらゴソゴソとバッグをいじっていた。そして、駅へ到着すると真っ先に降りていくのだが、それまでと違って“静かに”200円を入れていったのである。一体どうしたのだろう? 何か“良いこと”があって変わったのならばいいけれど… 逆に心配になりますよね。ハハハ…