平日の朝10時前ということもあって、某大手ショッピングセンターの駐車場もガラガラで、人影もまばらであった。私はあと5分ほどで発車時刻になるシャトルバスの運転席にいた。不意に窓の外から「おはようございます!」と、元気なおばさんの声が聞こえた。それは駐車場の誘導員であった。私はちょっと驚きながらも「おはようございます」と言った。それからわずか1~2分後、ある母子が駐車場に停めた車からショッピングセンターの入り口へ向かって歩きだした。そして、ちょうどその母子がバスの前を横切ろうとした時、誘導員のおばさんは先程と同じように… 否、子供を意識してもっと元気よく「おはようございまぁ~す!」と挨拶をした。しかし… その母子は知らん顔して行ってしまった… ひょっとして聞こえなかった? 自分たちに言われたとは思わなかった? いやぁ… 周囲には他に誰もおらず、とても静かだったけど… ただ単に挨拶は苦手!? いずれにせよ、見ていた私がブルーになってしまった。