一人の女の子がニコニコ笑顔で降車口へやって来た。運賃箱へ100円を入れて、50円を入れて… その笑顔を私の方へ向けながら、さらに100円を入れた。投入金合計250円。運賃は340円である。私は中学生かと思っていたのだが… 「えっ… ひょっとして小学生!?」と尋ねると、彼女はウンと頷いた。私は「ごめんなさい。運賃は170円なので、80円お返ししますね」と言いながら80円を手渡した。それを受け取った彼女は「もう降りていいの?」と言ったので、私は「はい、いいですよ。ありがとうございました」と言って見送った。やっぱり… 黄色い帽子もランドセルもない高学年(だと思う)は、私には分からない。