バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

行先の確認ではなく…

2010年02月16日 22時02分43秒 | バス運転士

あるバス停に、一人のお爺さんが立っていた。私がバスを停めて「○○行きです」と案内すると、お爺さんは「このバスは○○まで行くんかい!?」と言った。私がちょっと驚きながら「はい、終点の○○まで行きますよ」と答えると、お爺さんはバスに乗って… その時、ふとミラーを見ると、すぐ後ろに別路線のバスが来ていた。

私のバスは、あと3つで終点の○○になるのだが、後ろのバスはすぐ次の△△が終点なのだ(もちろん私のバスも△△を通る)。私は「だから、お爺さんは確認したんだな」と思ってバスを発車させた。

そして、次のバス停で大半の人が降りたのだが… なぜか先程のお爺さんも降りてしまったのである。一瞬「なんじゃそりゃ!?」と思ったけれど、同じ△△停でも交差点のあっちとこっちの違いがあり… お爺さんはバスが停まる位置を確認したのかもしれない。