バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

無言対決!?

2010年02月26日 23時54分30秒 | バス運転士

朝9時過ぎ、雨の某駅に到着した。次の発車時刻まで3分くらいしかなかったので、忘れ物チェックをしてすぐにバスを移動… バス乗り場には一人の中年男性、ちょっと離れたビルの入口には一組の母子が立っていた。

バスを止めて扉を開けると、まずは男性が乗り、続いて男の子が無言で駆け込んで… で… で… しかし、なぜか母親(と思われる女性)が来ない。私はバスの左側を見たけれど、ちょうど死角に立っていたのか、その姿を確認することはできなかった。

私は「あれ? 子供しか乗らないのか!? それならば運賃をもらわなければいけないのだが… いや待てよ。先に乗った男性の通路を挟んで隣りに座ったから… ひょっとして父親かもしれないぞ。しかし… 親子のような雰囲気は伝わってこないなぁ… どうしようか?」と考えていた。そこへ、ようやく母親(と思われる女性)が乗ってきた。

私が「やっと来たかぁ… でも本当に母親なのだろうか? 私の勝手な思い込みに過ぎないのではないだろうか…」と考えているうちに、女性は無言で精算を済ませて通路を歩き始めた。

私が「彼女は何処に座るのか… 予想通り母子ならば問題ないのだが…」と思っていたら、やはり男の子の横に座った。私は「あぁ、良かった。これで何も問題なし!」と思った。まぁ、それはそれで良いのだが… このようにアレコレ考えている私は、ず~っと無言になってしまうのである。駄目な奴だよなぁ…