ある地域をA路線とP路線で走っている。A路線のバスはa→b→c→d→eと進み、P路線のバスはa→p→eと進む。つまり、バス停aからバス停eへ行く道が違うのである。ところが現在はP路線が工事中なので、A路線を使った迂回運転をしている。だから、P路線のバス停pをA路線上に仮設して、a→p→b→c→d→eという順にバス停を見ることになる。もちろん、二つの路線が使用するバス停に変化はないので、お互いにバス停を飛ばして走っている。
ボケな私は、P路線はもう何度も走っているけれど、A路線は運行本数が少ないこともあって… この四か月で一往復しかやったことがなかった。
そして先日、久々にA路線をやったのだが… バス停aまでやって来る途中の“不慣れなバス停”区間を終えてホッとして、すぐにバス停aを発車して「次はバス停b…」という案内放送を聞いた瞬間、私は「えっ!? 次はバス停pじゃなかったっけ?」と全身が凍り付いてしまった。
私は半ば放心状態で目の前の交差点を右折しながらも、頭の中は“無意味な高速回転”をしていた。そして、目の前のバス停pを通過するまでの数秒間、「次はバス停bで問題なし!」と回答が出るまでの気持ちといったら… ふぅ~!