バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

バス・スローリーは突然に

2016年01月05日 18時30分48秒 | バス運転士
朝10時台の☆☆駅発・某駅行き… 終点まで残り5区間となったバス停を、ほぼ定刻に発車して坂を下り始めた。すると、前方の小さな交差点の信号が青に変わり、対向車も歩行者もなくスンナリと右折… そして、次のバス停に人影がなく、降車ボタンが押されていないことを確認… それと同時に、その先の“赤信号の長い交差点”の信号が青であることも確認した。

私は「これならば、終点まで定刻で行けるかも!」と思ったのだが… 次の瞬間、その交差点の20~30m手前に1台の白バイが止まっていることに気が付いた。そこは片側一車線の道路… 青信号によって続々とやって来る対向車… しかも、その中には“身内(同系統バス)”もいたのである。仕方がないので、その青信号で交差点を突破することを諦め、私はゆっくりと走行… 白バイと共に赤信号で止まったのだった。

それから3~4分後、その次のバス停で乗降客扱いをして発車したのだが… その先の交差点に、信号待ちをしているマイカーが10台くらいいたので、「いつもは、せいぜい3~4台なのにぃ~!」と驚いた。しかも、マズイことに… そのほとんどが右ウインカーをチカチカさせていて、おまけに対向車がいつも以上に多く… またもや私は、ゆっくりと前進することを余儀なくされ… 結局、そこで3回も赤信号を見ることになり、終点に着いた時には“サバ読み時間”を使い果たしていた。

終点・某駅の降車停には“他系統の☆☆駅発・某駅行き”が止まっていたのだが、私が到着すると同時に移動して行った。それを見た私は「あぁ、確か… その他系統バスは10分発だったよなぁ~ あと3~4分で発車だから、少し早めに乗り場へ移動したんだ」と思いながら待機場所へ移動したのだが… なんと! 他系統バスは、乗り場ではなく待機場所に止まっていたのである。

すぐに私は運転カードを確認… 「確かに、10分発の他系統バスが2番乗り場から出ると書いてあるよなぁ~ もうそろそろ8分になるけど、乗り場に着けなくていいのかなぁ~ 私の見間違えじゃないよなぁ~」と、他系統バスの心配をしながら運転カードを再確認… ん? が! と。その時! 私は「ゲゲッ!」と叫びそうになってしまった。なぜならば… 私も、1番乗り場から出る“10分発のバス”だったからである。そう、2台同時発車だったのだ。

「そっか、そっかぁ~ 私のバスが先に乗り場へ行かなくてはいけないから、待機場所に入ってくれたのかぁ~ そりゃ申し訳ねぇ~」と思いながら、慌てて乗り場へ移動… 何とか発車時刻に間に合ったのだった… とまぁ~ こんな感じのボケボケ野郎ですが、今年も宜しくお願い申し上げまするん♪(何が“るん♪”だよ! いい年こいたオッサンが気持ち悪い…)