バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

他系統バスに乗るんだぁ~

2016年01月28日 22時24分38秒 | バス運転士
ある始発停で発車時刻を迎えた時に1人の女性がやって来て、私の顔を… 否、バスの行き先表示をジッと見ていたので、「こちらから声を掛ければ、何か質問してくるかな?」と思って「今晩、おヒマですか?」と話し掛けた。

ウソ、ウソ! 「○○行きですが、よろしいですか?」と呼び掛けたのだが… その女性は、バス停の時刻表に視線を移し、そのままジッと動かず… 私は「なるほど、2分後に発車する他系統バスに乗るんだぁ~」と思って発車した。

また、暗い暗い一つ目のバス停には、数名の男性が立っているようだったので、私はバスを止めて扉を開けたのだが… 1人の男性がピクッと動いただけで、誰も乗ろうとしなかったので、私は「へぇ~ みんな他系統バスに乗るんだぁ~」と思って扉を閉めようとした。

が、ピクッと動いた男性が好みのタイ… 違う違う! 完全に動きを止めていなかったので、「ん~ 何だろう?」と思っていたら、ベンチに座っていたと思われる若い男が“スマホをいじりながら”乗ってきて… 続いて立っていた全員が乗ってきたのだった…

バス停の目の前には路上駐車トラック… その数秒のロスがなければ、後方の信号が変わる前に発進して、その先の大きな交差点を右折できたはずなのに… たかが数秒、されど数秒… 信号1サイクルの遅れとなってしまったのだった。

いや、それよりも… もしも私が“何らかの理由で急いでいた”としたら… 「あ、乗らないんだ」と即決して、プシュ~&ブォ~ン… そして「バスに置いてかれた!」という電話が営業所に入っていたに違いない。ふぅ~ 危ない危ない。