バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ランニング・ジイサン

2016年01月14日 20時11分47秒 | バス運転士
朝7時台のA駅経由B駅行き… “二車線同時に左折する嫌らしい交差点その1”を通過して、次のバス停に向かってブォ~ンと加速… できなかった。背中に何とかパトロールと書かれたジャンパーを着たお爺さんが、ゆっくりゆっくり… 車線の左端を自転車で走っていたからである。


左車線がバス専用時間帯ということで、右車線にはズラッと一般車が並んでいたし… そこから100mくらい先にはバス停があるし… 自転車のお爺さんが時々フラついていたし… ということで、私は追い越しを諦めてバス停まで追従… しかし、その先の信号のタイミングが良かったので、そのせいでバスが遅れたということはなかった。


朝9時台のA駅行き… “二車線同時に左折する嫌らしい交差点その2”を通過して、次のバス停に向かってブォ~ンと加速… できなかった。お爺さんと言えるかどうか分からないけれど… 決して若くはない“マラソンランナースタイルの男性”が、車道の左端を走っていたからである。


すでにバス専用時間帯は終わっていたけれど、まだまだ交通量が多く… 右車線の車へ迷惑を掛けずにジイサンを追い越すのは難しかったので、私は「またすぐにバス停があるし… ジイサンもバスに気が付けば歩道に上がってくれるだろう。バス停を過ぎれば、歩道には誰もいないんだから…」と思った。


ところが! バス停を過ぎても、その先の大きな交差点を過ぎても… ジイサンは後ろをチラ見しただけで車道を走り続けたのである。そこで、右車線の後続車が途切れた瞬間、私は「おい、ジイサン! 少しは気を遣えよ!」と… いや、あのぉ… 一応、事故防止のため「プッ」とクラクションを鳴らして追い越したのだった…


実は、そのジイサン… 黄色いウェアを着ていて… 黒いパンツが透けていたのである。まぁ~ そんなもん見たくないわぁ~! なに? 先日、オマエが「迷惑料としてパンツの1枚や2枚…」と言ったから、そのジイサンは見せ続けてくれたんじゃないかって!? そっかぁ~ じゃ、お礼を… 言うわけないぢゃん!