休憩も給水も不要な世代！？

先週の何曜日…　出勤してから２時間後と仕分け作業・第二ラウンド開始前にある“１０分休憩”を取ることができなかった。その日の私は、最初の１時間がある地域で“機械を使って仕分けるポジション”で、その後は“コンベアーから荷物を取り上げるポジション”だったのだが…　一つ目のポジションでの作業を終え、二つ目のポジションへ移動して驚いた。私が担当する二つの区画の棚が…　すぐ横に置いてある予備棚も含めて大量の箱や封筒類で一杯…　グチャグチャになっていたからである。どうやら、コンベアーから荷物を取り上げるのはいいけれど、仕分ける人の数が足りなかったため、その区画の荷物が溜まる一方だったようだ。

それからの私は、予備棚の荷物をただメイン棚に移せばいいという簡単な話ではない。二つの区画の番号と同じシールが貼られた荷物をそれぞれのメイン棚へ正確に載せなければならないので、一つ一つ確認しながら…　となるのだが、そんなことをしている間にも、コンベアーに載って次々と流れてくる荷物…　というか、それ以前に“取り上げた荷物を置くスペース”がなかったのである。「こりゃダメだ」と思った私は、しばらくの間、自分が取り上げるべき荷物が目の前を通り過ぎるのを、涙を流しながら見送るしかなかった…（ウソつけ！　「ここのやり方は相変わらずだなぁ～」と笑ってただろうが！）

その後、“機械を使って仕分ける人”が他の区画からやって来たので、メイン棚の荷物が少しずつ減り…　私は、背後のコンベアーを流れていく荷物に気を配りながら、少しずつ予備棚からメイン棚へ荷物を移動させていた。あっという間に一時間が過ぎてしまい、１０分休憩となったのだが、まだまだ予備棚はグッチャグチャ…　「この状態のまま休憩に入っても、不愉快な作業時間が続くだけだ」と思ったので、コンベアーが止まっている間に予備棚の整理整頓をして、スマートに作業を再開できるようにした。その時、仕分けしていた仲間から「休憩しないの？」「水を飲まないの？」と声を掛けられたけれど、「今は、これの整理整頓をすることが精神的な休憩になるから…」「学生時代は炎天下の部活中に“水を飲むな”と言われた世代だから…」と答えて笑ったのだった。

また、仕分け作業・第二ラウンドでは“機械を使って荷物を仕分けるポジション”だったのだが、作業開始前に「仕分けるポジションの人は１０分休憩に入って下さい（その間に、それ以外のポジションの人たちが荷物を流して棚に荷物を溜めておく）。準備作業が遅れているところは、（誰でもいいから）仕分けるポジションの人が準備作業を続けて下さい」というアナウンスが聞こえた。ある仲間と私は、ある地域で準備作業を続行…　それが終わった頃には、他の“仕分けるポジションの人”たちが作業開始…　我々は「これから休憩してもいいんだよねぇ？」とか言いながらも、そのまま第二ラウンドに突入したのだった。ま、こんなことは日常茶飯事だから気にしないけどね。そうそう、正社員たちは倉庫全体を見ないでパソコンばかり見ているんだから…　仕方がないよね。ハハ…　ハァ…