バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

負担軽減で退職防止!?

2022年03月02日 19時05分13秒 | 仕分け作業(夜勤)
ちょっと前から、“トラックへ荷物を渡すための作業”のやり方が変わった。それまでは、「松井さんは、この地域(小さな区画の集合体?)の配送番号の何番から何番まで」という具合に作業範囲が指定されていたのだが、今は「この地域は誰と誰と誰と… 何人で全部」となっている。以前は、一つの作業を終えるたびに、「次は何番」と自分で機械に入力していたのだが、今は、コンピューターが自動的に「次は何番」と割り当てるようになっている。

そして、どんなプログラムを組んでいるのか分からないけれど、他の人と同じ区画に当たってしまうことが多発… 今は、新型ウィルス感染拡大防止として「ソーシャルディスタンス!」が叫ばれているので、そういう場合はどちらか一人は待っているしかない。当然のことながら、それと同時に“誰も作業していない区画”も発生… 効率が悪くなっている。職場には真面目な人が多いのでイライラ気味の人も… しかし私は「休憩しながらゆっくりやれってことでしょ?」と割り切っている。

また、我々のメインである“仕分け作業”においても、先月から一部で試験的に導入されている方法がある。“最もキツイと思われるポジション”と“そこまでキツクないと思われるポジション”を1~2時間で交替して行うというものである。これに対しても人それぞれ… 言いたいこともあると思うけれど、会社側の言い分としては「途中で作業ポジションを変更することによって、一人一人の負担を軽減させることが目的」となっているようだ。

なぜならば、「退職する人たちの理由が“身体への負担が大きい”というものが最も多いから」だそうだ。なるほど、それなら納得… ってか!? いやいや、そんなのは表向きの理由でしょう。本音は… 「●●さんが嫌い」「もう我慢できない」「あいつの顔も見たくない」だったりしてね。いや、ホント… 最後の出勤日に「実は~」とこっそり耳打ちしてから退職した人もいるのだ。もちろん、それが全てではないだろうが… 最後の引き金になったのは間違いない。

昨夜も、作業で使う機械にアンケートが出た。「上司のコミュニケーション能力は?」と聞かれて「平均以下です」と答え、「最近1カ月以内に辞めたいと思ったことは?」と聞かれて「あります」と答えた。「その理由は?」と聞かれて… たまたま近くにいた仲間は「給料」と答えていたようだが、私は「個人的な理由」である。前述の人と同じく、体のあっちこっちが痛くなっているので、正直なところ「いつかは退職」と考えている。ただ、“最後の引き金”が何になるかは私にも分からない。それこそ「やはり短パンの股下が短すぎるから、もう少し長いパンツに変えて下さい」などと言われたら、「だったら辞める」と言っちゃいそうだなぁ~ ハハハ…