無意味な体操と低評価

朝礼や食事休憩後の中礼では、相変わらず無意味な“荷物の持ち上げ体操”をやっている。もちろん“エア”なので、我々の目の前に荷物はない。みんなの前に立っている契約リーダーだけは、目の前に荷物を置いてやるのだが、それは空箱なので簡単に持ち上げられる。そう、片手でも簡単に持ち上げられるものである。そんなものを、わざわざ両手を使って「こうやって持ちましょう」と…　契約リーダーはやらされている。多分、心の中では「アホくさ！」と思いながら…（これは私の勝手な想像です）

だから、みんなは「そんな方法で持ち上げられる訳がない」「実際に正社員が１０ｋｇ以上ある飲料水１ケースを持ち上げてみればいいんだ」と思っている（多分…）。私も、それは全くの同感で、ずっと怒りに近い感情を持っていたのだが、ある日、「いや、体操ってことは…　昔の子供番組の※※体操みたいなもんか」と思ってからは、童心に帰って“荷物の持ち上げ体操”をやっている。あ、それだったら…　やっぱり、体操のお姉さんが前に立ってくれないかなぁ～（そりゃ、お姉さんじゃなくてお兄さんだろ！）

さて、先週あたりから…　その無意味な体操に“改良”が加えられた。左ひざを立てた体勢で腰を下ろし、荷物に両手を添えた後、いきなり持ち上げるのではなく「体感に近いところまで荷物を引き寄せて」という文言が加わったのである。いや…　そんな…　だから…　なに？　って感じである。「私は、殿様の前の忍者か、常連客の前のホストか…」という感じで左膝を立てているので、荷物を引き寄せようにも、その左膝が邪魔になってしまうのである。

だから、左足を右足と同じようなポジションに移動させ…　重量挙げの選手のようにしっかりと両足を広げて踏ん張って立ち上がっている。というか…　そんなつまらん体操を使った小細工なんかしてないで…　実際に、正社員たちが作業に参加してみればいいのだ。そうすれば、いかに無駄なことを我々にやらせているか分かるだろう。それと同時に、正社員と作業員との心の距離も接近…　“機械に出てくる正社員への評価アンケートの結果が日本のワースト３に入っている”という低評価も、少しはマシになるんじゃないかなぁ～　ま、どうせ正社員たちは“きついポジション”になんて入らないから、評価も変わらないだろうけどね。ハハハ…