誰かと思ったら…

突然「あ、そう言えば…　何日か前、自宅にいる時にスマホがブルブルと着信したけれど、見慣れない番号だったから放置して…　留守録に切り替わってすぐに切れるかと思ったら、メッセージを１分くらい録音していたことがあったっけ…　それが知り合いからの電話だったらマズイよなぁ～　今さらだけど、確認しておこう」と思った。が、滅多にメッセージなんて入らないので、どうやったら録音されたメッセージを聞けるのか忘れてしまっているのだ。いつも「これだっけ？　違う。ここかな？　違う。う～む…」とスマホを持ったまま悪戦苦闘…　一旦は諦めてテレビを見たり、トイレへ行ったり…　再び戦い始めてから数分後、何とかメッセージを発見したのだが、そのメッセージの日付は２月１５日であった。「ヤバい…」と思って再生したら、アンケートのようだったので安心した。

先日、駅の階段を下りていたら、後方から駆け下りてくる足音が聞こえてきた。しかも、その男性は独り言を…　否、誰かと会話をしているような感じだったので、「電話野郎か…　それにしても大きな声だなぁ～　電車に乗ってからも話し続けられたら嫌だなぁ～」と思った。が、よく聞いてみると会話の合間に雑音が入っていたので、「まさか…　無線機を使っているのか！？　なんともマニアックな奴だなぁ～　そんなに急がなくても電車はまだ来ないよ」と思っていたら、その男性が私を追い抜いて行ったのだが…　男性警察官であった。

彼は「接触した模様…」とか言っていたので、「ゲゲッ…　まさかの人身事故！？　会社に遅刻しちゃうじゃん！」と心配になり、一瞬、他の方法での出勤を考えたのだが、「まぁ、理由が理由だから、会社へ電話すればいいだろう」と思った。改札口を通ってホームへ…　すると、さっきの警察官は反対側のホームに立っていて、ベンチに腰掛けているオッサンから事情を聴いているようだった。何を言っているのかよく聞こえなかったのだが、怪我もなく元気そうだった。考えてみれば、すでにホームドアが付いているのだから…　電車との接触は可能性が低く…　ひょっとしてホームドアと接触したのか？　まさか人と接触しただけとか…　あるいは、誰でもいいからお喋りしたかっただけかもね。ハハハ…（もしも、それがオマエだったら…　「なんで女性警察官じゃないんだよ！」と文句を言いそうだなぁ～）