一本の横断歩道のための押しボタン式信号が赤になり、私のバスは先頭で止まった。対向車線の先頭は“かなり使い込まれている感じ”のトラックで、その後ろには3台ほどの普通車が並んでいた。
横断歩道を一台の自転車が渡り、しばらくして信号が青に変わった。私のバスとトラックは、ほぼ同時に発進… すると「ガラガラガラガラァ~!!!!!」と凄い音が鳴り響いた。
私が「新郎新婦が乗ってるわけでもあるまいし… それにしても大きな音だなぁ~」と思いながら右のサイドミラーで後方を見ると、トラックの荷台の大きな袋が破れて、たくさんの空き缶が次々とこぼれ落ちていたのである。後続車は急ブレーキ&クラクション…
まだ荷台には数千個(まさか数万個!?)の空き缶が… さすがに、すべての空き缶がこぼれ落ちるとは思えなかったが… 幸いにも、そこは“二車線とれる道幅があるのに、右側一車線にしてある(左側にバス停ゾーンがある)”ところだったので、その後しばらくトラックが止まっていても邪魔にはならなかったと思う。
約20分後、私のバスが再び… 今度はトラックと同じ向きで“現場”を通ったのだが… 一人の男性が黙々と空き缶を拾い集めていた。まだ路面には200~300個の潰れた空き缶が…(お疲れ様です!)
よく“空き缶で一杯のビニール袋を自転車にぶら下げて走っているオッサン”を見かけるけれど、もしもそこへ5~6人のオッサンが通りがかれば早く片付いただろうに… あ、でも… 彼らは空き缶を持って行っちゃうから駄目か!? う~ん… 荷台の空き缶まで持って行っちゃうかもね。ハハハ…