バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

朝から映画が… 否、英語が…

2018年06月20日 19時17分35秒 | バス運転士
朝6時半頃、点検のために金庫などを持ってバスに乗り込んだ時… スピードメーターの上に“冷却水”という赤い警告ランプが点灯していることに気が付いた。そこで、リザーバータンクに冷却水を補充したのだが… ランプは消えなかった。「リザーバータンクとラジエターを繋ぐ管が詰まっているのか?」と思った私は、“危険! 熱いとき開けるな(DANGER! NEVER OPEN WHEN HOT)”と書いてあるラジエターの蓋を開けて冷却水を補充… ランプは消えたのだった。その後の始業点呼で上司に報告したら、「バスの下に冷却水が漏れてない?」と言われたので、もう一度バスのところへ… アスファルトが雨で濡れていて分かりづらかったけれど、“緑色の液体”が漏れ出ている様子はなかったので、そのまま出撃した。

何も問題なく某運動場まで回送、そこから某総合駅まで(途中で車椅子の人を乗せて)運行… その折り返し、いつものように某総合駅を超満員で出発… 一つ目のバス停で一人が乗り、二つ目のバス停で一人が降り、三つ目のバス停へ向かって“プチ渋滞の道路”をノロノロと走っていた時… スピードメーターの上にオレンジ色のランプが点灯していることに気が付いた。“CHECK TRANS(だったかな?)”と書いてあったので、「トランスを確認? トランス… フォーマー?(バスが変形するんかい!) トランス… ポーター?(それも映画だろ!) トランス… トランス…」と考えながら運転席周辺をキョロキョロ… すると、通常はギア表示の数字が二つ点灯しているのに、一つしか点灯しておらず… 「あぁ、トランスミッションか!」と分かったのだった。

左側の数字は“SELECT”、右側の数字は“MONITOR”となっていて… 通常、ギア選択ボタンで“D”を押した時は、左が“ずっと5のまま”で、右が“1から5まで変化する”のだが… その時は、左が“表示なし”で、右は“走っても止まっても3のまま”だったのである。「エンジンキーを回して一度オフにすれば直りそうな気がするんだけど… この超満員の状況で動かなくなったら困るから… とりあえず三つ目のバス停までは余計なことをせずに行こう」と思った私は、うっかりエンジンを止めないため、アイドリングストップのスイッチを切った。

三つ目のバス停で大半の乗客が降りている時、私はエンジンキーに手を伸ばしたのだが… 「ただ“ギアが3のまま”だというだけで、バスは動いているんだし… ブレーキには問題ないし… 変な音がしているわけでもないし… こんな所で動けなくなったらエライことだし… もう少し行ってみよう」と思って運転続行… 四つ目のバス停で降車客扱い、五つ目のバス停でも降車客扱い、乗客が僅か数名になった状態で六つ目のバス停を通過… 七つ目のバス停で乗った人が“残額不足”で「入金」と言ったので、「エンジンを切るなら今だ!」と思った私は運賃箱の操作をしながらキーを回してエンジンストップ… その後、ギア表示の数字が消えたのを確認してから、再びキーを回してエンジンスタート… めでたくギア表示の数字が二つ点灯… 予想通り直ったのだった。

午前11時頃、乗務前半を終えた私は営業所に戻って上司に“CHECK TRANS”の件を報告… すると「冷却水の方は?」の聞かれたので、「そっちは全く問題なかったですよ」と答えたのだが… その後、整備さんに見てもらったようで、上司から「ラジエターがパンクしてた(穴が開いてた)みたい」と言われたのだった。マジか… 今日は乗務前半が短かったから、営業所まで無事に戻れたけど… もしも“某運動場を拠点とした夕方までの長い勤務”だったら、途中で「ピーーーッ!」と“冷却水”の警告ランプが点灯… そうなると、“DANGER! NEVER OPEN WHEN HOT”と書いてあるラジエターの蓋を開けられず、しばらく立ち往生… ふぅ~ 危ない危ない。ちょっと最近いろいろと… ま、ネタに困らないからいいんだけどね。ハハハ…

昨日の補足

2018年06月19日 17時51分00秒 | バス運転士
昨日、通過して電話して迂回した後に回送先へ向っていた時… 片側一車線の狭い道路で“私が走るはずだったA駅経由B駅行き”のバスと擦れ違ったので、私は「申し訳ない!」と右手で“ゴメン!”の挙手をしたのだが… そのバスの運転士Cさんは真面目な人だったので、会社の“挙手禁止”というルールに従ってスルー… その瞬間、「やっぱり怒ってるのかな?」と、私が精神的に不安定となる要素が増えてしまった…(大袈裟な言い方するなぁ~!)

その後、某所から営業所へ電話を掛けた時に、上司Dさんから「Cさんが担当していたコースの“運転カード”を持って行きます」と言われ… 数分後に社用車がやって来たのでバスを降りて行ったところ… なんと! “運転士の指導を担当する係”の上司二人Eさん&Fさんだったので驚いた。私は「申し訳ない」と思いながら接近… すると、なぜか二人ともニヤニヤ… 否、ニコニコ… いや… まぁ、とにかく怒っておらず、和やかな雰囲気を醸し出しながら「どうした?」「眠かった?」「考え事してた?」などと言われて「はぁ…」と答え、「お母さん?」と言われて「えぇ…」と“保証人の話”をして… ついつい「一瞬“悪い事”を考えましたけどね」と余計なことまで言ってしまったのだった…

運転カードのコピーを受け取った私は“Cさんが走るはずだったJR某駅行き”として某所を発車… 「気持ちは分かるけど、運転中は考え事をしちゃいかんってぇ~」という上司Eさんの言葉を胸にJR某駅へ… 何事もなく約2時間後に某所へ帰って来た時、ちょうど“Cさんのバスが某所の待機場所に止まっていた”ので、「ご迷惑をお掛けして申し訳ない…」と謝罪に行った。すると、笑いながら「やっちゃった? さっき、おかしなところに回送バスが止まっていたから、何かあったのかと思っていたんだけど… まぁ、こっちはB駅行きとJR某駅行きの順番が変わっただけ(お互いに本数の増減はなし)だから~」と言ってくれ… スッキリしたのだった。

乗務を終えて営業所へ戻った時には… 勤務を組んでいる上司Gさんから「来週の休日出勤は◎◎コースをお願いします。その次の休日出勤は、土曜日だから休みにしておきましたので…」と言われた。昔は、ずっと“5日勤務1日休日”でも平気だったけれど、いつ頃からか「これでは体がもたん!」となり、自分の休日出勤が土曜日に回って来る時(6週間に1回)は、早めに「次回の休日出勤は休みます」と言うようにしているのだが… 以前、私が忘れていて「まだ言ってなかったんですけど…」と言った時にも、上司Gさんは「土曜日でしょ? 分かっとるから言わんでもいいよ」と言ってくれたのだった。

あ、そうそう… JR某駅では、私が数年前まで配属されていた営業所の運転士Hさんとちょっとだけ話ができたのだが… “どちらの営業所も、最近は毎月のように2~3人の新人運転士が配属されている”ことが分かった。ということは… どちらの営業所からも何人かの転勤者が… ん? 路線誤りをやるわ、回送先を通過するわ… そんなオマエが有力候補になるんじゃないかって!? う~む… 弊社の募集要項には“転居を伴う転勤はありません”と明記してあるんだから、遠方の営業所へ転勤させておいて「睡眠時間が足りないならば営業所に泊ればいい!」とは言えないはずだが… もしも飛ばされたら、出勤しては「睡眠不足です」と言うしかないだろうなぁ~ ハハハ…


眠くなくても… やる時はやる!(やるなよ!)

2018年06月18日 22時53分42秒 | バス運転士
先週、母と面会するために施設へ行った時… そこの“施設長”は「もしも松井さんが死んだら!」とは言わなかったけれど… 要するに「最近、“入所者の家族の方が急死して、誰に連絡を取って良いか分からなくなった”ということがあったので、松井さん以外の保証人を付けてほしい」ということを言われた。そこで、今日の昼寝休憩時間に… 以前、ここにも書いた“従兄の奥様(本妻か妾か!?)”に「保証人になっていただけますか?」的なメールを送ってから昼寝をした。

昼寝休憩後の乗務後半一本目… まずは“回送”で某住宅地を通過… 某所へ向かっていたのだが… ついつい“保証人の件”に関して「受けてくれるかなぁ…」「メールは失礼だったかなぁ…」「まずは電話を掛けた方が良かったかなぁ…」「もしも断られたら誰にお願いしようかなぁ…」などと考えてしまい… 某所の方へ右折する交差点を直進… しばらくして「あっ… れ? いかんがや!」と気が付いた。回送時は「右です」とか言わないからねぇ…

今回は昼寝休憩後ということもあり、まったく眠くなかったので… 一瞬「この近くに他の回送先はなかったっけ? もしも転回場があれば、そこでUターンを…」などと悪いことを考えた(某住宅地と某所は近いので、そういう話もチラホラ…)。しかし、その先は某駅まで行かなくてはならず… とてもじゃないが“発車時刻に間に合わなくなる”ので諦めて… 安全な場所=他のバスの邪魔にならない場所にバスを止めて、車外に出てから電話を掛けた。

そして、電話に出た上司から「その先を右折して、某地区(郊外)バスのM停がある交差点を左折してから戻ってきて… あ、いや、その手前のN停がある交差点を左折して下さい。その方が近いから… でも、道路が狭いので気を付けて下さい」という指示を受けて発進したのだが… “昨年の接触事故”や“今年の路線誤り”では睡魔と戦っていたため、お客様に迷惑を掛けたにもかかわらず、精神状態に問題はなかったのだが… 今回は眠くなかったため、回送にもかかわらず精神状態が普通ではなく… 焦る焦る!

発進してすぐの交差点を右折して、指示されたN停の交差点を左折… と思ったのだが、信号待ちをしているトラックがいて… 「こりゃ曲がれんかも!? このまま青信号を一回無駄にするのか?」と思った時、後方から他営業所バスが来ているのがミラーに映ったので、「えぇ~い! こうなったらM停の交差点から左折しよう! 電話で聞いた“もう一つの迂回ルート”だから問題ないだろう」と思って直進… M停の交差点を左折… 「ちょっと間に合わないなぁ~」と思いながら某所へ向かっている途中で無線が入り… 「代行の手配をしたので、某所に着いたら電話を下さい」と言われたのだった。

結局、私が走るはずだった便を他の運転士さんが走り、その後の便を私が走り… その後の乗務も“丸ごと変更”となったのだった。そして、天罰は下るもので… 変更となった乗務後半二本目のA駅経由B駅行きで、午後4時頃に某高校の前へ… そこには70~80人の制服軍団が待っていたのである。とてもじゃないが乗り切れず… 「詰めて」と言ってもなかなか詰めず… 乗車に時間が掛かり… 「詰めろ!」と怒鳴りそうになる自分を抑えながら… 遅れて遅れて… その先のバス停で待っていたお爺さんから「詰めるように言えよ!」と怒られ… 「言ってますけどね」と答えた私だが… 多分、目は怒っていたと思う。ハハハ…


そんなの知らんがや!

2018年06月17日 20時35分40秒 | バス運転士
午前10時過ぎに営業所前ターミナルを出発、某港へ向かって順調に運行… 終点の二つ手前のP停で一人を乗せて定刻に発車したのだが… そこから300mほど先の交差点を先頭に、いつもは多くて2~3台しかいないマイカーが10台以上も並んでいたので「あれまぁ~ 一回の青信号じゃ行けそうもないなぁ~」と思った。

ところが、一回の青信号で進んだのが僅か3台ほど… バスはなかなか前へ進まず… 私は「今日は何だ? 父の日か! 某港水族館が“お父さんと一緒ならば入館料タダ!”とかやっとるのかなぁ~?」などと考えていた時… 次のQ停から“場外舟券売場”へ行くオッサンたちが、新聞紙をガサガサと広げたり畳んだり… 「あ~ぁ、浜●湖の2レースに間に合わんがやぁ~」と思っていたのかもしれない。

私は「Q停がある交差点を左折すれば、某港まで一気に行けるだろう」と思っていたのだが… とんでもなく甘かった。そこから某港方面は二車線ガッツリ渋滞で… バスはなかなか前へ進まず… 結局、P停から終点までの二区間だけで28分もかかり、某港の発車が5分も遅れてしまったのだ。「まぁ、帰りは途中で定刻に回復するだろう」と思っていたのだが、それも甘く… 最後まで定刻にはならなかった。それならば、昨日の“お姉さん”に乗ってもらって「おっせぇな」と言われたかったなぁ~ ハハハ…

営業所に戻ってから、ある運転士さんに聞いたところ… 今日は、某港の方で“わ●だらけ”とかいう犬のイベントをやっていたらしい(そんなの知らんがや!)。ん~~~ 犬嫌いの私が犬のイベントによって遅延されられるとは… そうそう、この世には“にゃ●だらけ”とかいう猫のイベントもあるらしいのだが… “猫耳を付けた綺麗なお姉さんたち”のイベントだったら喜んで行くんだけどなぁ~ 会場では、お姉さんの愛用品販売、お姉さんとの記念撮影コーナー、お姉さんが「あ~ん」してくれるレストラン等々… 入場料は3千円くらいかな? ハハハ…


早朝の点検、始発便のお姉さん

2018年06月16日 22時42分25秒 | バス運転士
今朝5時半頃、いつものようにバスの点検をして、運賃箱に金庫とデータカードを差し込んで、デジタコや名札などを取り付けて、運転席やミラーの調節をして… 「さて、始業点呼を受けに事務所へ行くかな」と思った時、運賃箱のデータカードがエラーになっていることに気が付いたので、すぐにスイッチを切って入れて… 「あれ? ダメか!? なんでやね… ん? あっ、バスを間違えた!」と気が付いた。そう、何台も並んでいる中で、隣のバスを点検してしまったのである。

私はすぐに正しいバスへ移動しようと、急いでデジタコや名札などを取り外してカバンを持って… ピタッと動きが止まった。運賃箱のデータカードは抜けたけれど、金庫が抜けなかったからである。そこで事務所へ電話をして… “金庫にもデータカードにもバスの番号が書いてあり、指定されたバスで使うようになっているけれど、金庫はどれも同じなので問題ない。しかし、データカードは違うバスでは使えないので、指定されたバスのモノを差し込むべし”ということが分かったので、そのように対処したのだった…

さて、今朝は某港行きの始発を担当… 土曜日ということで、運行時間も短く設定されている。だから、ちょっとしたことでバスは遅れるのだが… 乗客も交通量も少ないので、すでに定刻に戻ったりして… 終点には予定通り到着した。その折り返しも順調に運行… 1分だけ遅れて某バス停に向かっている時… 「あっ、この折り返し便には… “おっせぇな”と小声で呟く綺麗なお姉さんが乗るんだっけ?」と、いつか“平日の朝に出会った時のこと”を思い出した。

バス停に接近… 人影は一つだけ… さらに接近… どうやら若い女性… 私は心の準備をしながらバスを止め、前扉を開けたのだが… 一瞬「別人なのか!?」と思ってしまった。今日は“普通の表情”で、時計を見上げることもなく… おまけに! ちょこっと頭を下げながら「お願※○◆△…」と小声で呟いたのである。えぇ~っ!? どうしたのだろうか… 土曜日だから急いでいないのか、狙っていた男と付き合うことになったのか… さらに! 前回とはイメージが違っていて、ちょっとケバくなっていたのだが… ひょっとして普通のOLからキャ●クラ嬢に転職したのかな? 一度、行ってみようかなぁ~ ハハハ…(こらこら!)