3/27.28.29と韓国へ行って参りました。
近くて遠い国、韓国について何も知らない。「昌徳宮」で、ガイドさんが
「まさこ様、まさこ様」と説明されるのだが、いったい誰?
そこでWikipediaで調べました。「方子(まさこ)」様とは、
1901年(明治34年)梨本宮守正王の第一王女として生まれる。
皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)のお妃候補のひとりとして取り沙汰
されることもあったが、朝鮮の王子「李垠」の妃となった。
日韓併合後の政略結婚であることは明らか。
「李垠」は、人質として日本に来ており、日本での結婚であって、
朝鮮に嫁ぐわけではなかった。
1919年(大正8年)に婚儀の予定だったが、直前に李太王(高宗)が
亡くなり、翌年に延期される。日本側の陰謀で毒殺されたとも云われる。
第一子「晋」が誕生し、1922年(大正11年)、夫妻は、晋を連れて
1963年(昭和38年) 朴正煕大統領の計らいで 夫妻で韓国に渡り、
韓国政府の保護のもと 昌徳宮内に住むこととなった。
1970年(昭和45年)、李垠 死去。「方子」様は、1989年(平成元年)に
亡くなられた。享年87。昭和天皇と同年。
つい最近まで「昌徳宮」に住んでおられたのだ。
2006年「菅野美穂」主演で「日韓テレビドラマ『奇跡の夫婦愛スペシャル
「虹を架ける王妃」』としてテレビドラマ化されたそうな。
「日韓の架け橋」となった、すばらしい話です。