私の知人の父親が広島で孤独死した。区役所の公報に
「遺族を探しています」とのポスターがあり、わかった。
知人曰く。小学生の頃 父親は愛人と駆け落ちし、
行へ不明になっていた。5年目に連絡があって、母とは
離婚手続きをし、それきり。孤独死したということは、
愛人にも見捨てられたかと。
ドキッ。私もそうなりかねない
誰にも看取られず、一人部屋で亡くなる孤独死は年間約3万人。
毎日約80人が孤独死していることになる。
平成29年 東京23区内で 65歳以上で一人暮らしの自宅での死亡者数は、
3333人。過去最多を記録した。
平成15年の1451件から右肩上がりで上昇を続け、2倍以上になっている。
平成27(2015)年版「高齢社会白書」によると、60歳以上の高齢者のうち
一人暮らしの男性は約3割、女性は約2割が、会話するのは2~3日に一度以下
となっている。
また、一人暮らしで「つきあいがほとんどない」と回答した女性は
わずか6.6%であるのに対して、男性は17.4%と高い。
ゆとり世代が66万人、団塊ジュニア世代で105万人、団塊世代で33万人、
75+世代(75歳~79歳)で36万人が、社会的孤立が疑われる状況に
あるというのである。
その予備軍まで含めると、約1000万人が さまざまな縁から絶たれ、
孤立していると推測されるそうな。
私もその一人だ。私が今住んでいる1kマンションには 12人が
住んでいるが、独居老人が私を含めて4人。その内 顔と名前が
わかり、時々言葉を交わす人は一人のみ。
また、独身女性が数人、若い独身男性も数人いるようだが、
その内、顔を見たことがあるのは3人だけ。あとは全く
わからない。
孤独死しても誰もわからない。新聞をとっているのは私だけ。
先日、北海道に2泊3日で出かけていた時、三日目に新聞店から
携帯に電話がはいった。配達員から「新聞受けに新聞がたまっている」と
連絡があったので、とのこと。ありがたいことです。