現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

高峰秀子逝く

2010-12-31 19:59:03 | 虚無僧日記
女優の高峰秀子さんが死去 「二十四の瞳」に主演(共同通信) - goo ニュース


戦前戦後を通じての大スターが、また一人消えた。
『二十四の瞳』『綴り方教室』『喜びも悲しみも
幾歳月』の高峰秀子。86歳。私の母より一つ下か。

女優業を辞めて、家財道具を売り払い、残った品で
昭和57~61年の4年間、骨董店を開いていたという。

私の記憶が甦ってきた。ある日、有楽町界隈を歩いて
いて、骨董屋とは思えない こぎれいな店に目を引かれ、
ガラス越しに覗いてみた。中に小柄だが、輝くような
品のよい店主が、高峰秀子だった。

骨董は好きだが、茶器や皿はさっぱりわからない私。
「何曜日かだけ店に来られる」というような言葉を
聞いただけで、舞い上がってしまって、すぐ辞去して
しまった。

『二十四の瞳』は、(海外版ではあるが)、私の師 
堀井小二朗が、バックで尺八を吹いている。その
曲『瞳』は、私の“おはこ”でもある。


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消えた派遣村

2010-12-31 19:04:10 | 虚無僧日記
年の瀬のハローワーク 住まいも金もない…食事券渡す(産経新聞) - goo ニュース

日比谷公園に「派遣村」ができて、賛否両論
騒がれたのは、一昨年だったか。今年はもう
「派遣村」が無い。

昨日、中村区役所の前を通った。炊き出しに
集まるホームレスは数十人ほどだった。昨年は
100人は超えていた。ホームレスも だいぶ
消えた。

今日 久しぶりに Nさんにあった。めずらしく
煙草を吸っている。最近、吸い始めたとのこと。
「煙草を吸うと、癌になって早く死ねるって、
ここに書いてあるから」と、淋しく笑う。

年老いて 独り 生きていくって、たいへん。
明日はわが身だ。

【中国の新格言】

「お金いっぱい残して 死ぬの 悲しいね。
 お金無いのに 生きてるの、もっと 悲しいね」


【綾小路きみまろ】のトークから

「長生きしてね、長生きしてねって、長生きしたら
老後の面倒みてくれるんですか!?。無責任です」。


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兎のいる島 大久野島

2010-12-31 17:24:08 | 虚無僧日記
瀬戸内海には多くの島あれど、「大久野島」が
今 一番 人気らしい。

広島県竹原市忠海町の沖合い3キロメートルに位置し、
船で10分。周囲は4.3キロメートル。戦争中は、毒ガス
製造基地で、秘密保持のため、地図から消された島
だったらしい。

毒ガス製造の建物が、今でも残っており、その負の
遺産を後世に残そうと、近年「資料館」が建てられ、
国民休暇村の宿泊施設もでき、観光客を呼び込んで
きた。

その観光の目玉が もうひとつ、「兎」。2011年は
「兎年」とあって、観光客が急増しているそうな。

「毒ガスの漏れを探知するために島内で放し飼いに
されていたのが、生き延び繁殖した」との触れ込み
だが、実は、近年持ち込まれたものらしい。
ウッ!サギ(詐欺)の島だ。

それにしても、無人の島で、300羽も、どうやって
増えたのだろう。いろいろ考えてしまう私。

「う~さぎ うさぎ なに喰って増える。 
  りんごや おいもさん 喰って増ウゥえぇる」

いつ、何でフィーバーするかわからんものだ。兎の
ように耳をピクピク、アンテナにして、情報を
キャッチしなければ。


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2010年は 消えてゆく

2010-12-31 08:29:54 | 虚無僧日記
2010年は「消えてゆく」なんて、マイナーな
言葉だが、まぁいいな。

「今年1年を振り返って」と書くところだったが、
過去は振り返らないことにしよう。もう忘れた。

【一路の迷言】『過去は役立たず』 かっこいい!

きむたくの『SPACE BATTLE SHIP ヤマト(宇宙戦艦
ヤマト)』でも、山崎努扮する沖田艦長の名セリフ
『過去は悔やむためにあるのではない!』。

そうだ。『過去に禍根(かこん)を残さず』『過去は
捨てるためにある』のだ。


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2010年 大晦日

2010-12-31 08:12:18 | 虚無僧日記
いよいよ大晦日。去年は 何をしていたのだろうかと、
ブログを開いてみた。

「いろんなもの(課題)を残して、来年に先送り。年始に
掲げた“誓い”は『必ず、お礼状を出すこと』だった。
ずいぶんいろいろな方にお世話になったが、今年も 全く
お礼状を書けず、またまた 恥じ入るばかり。

せめて、このブログを見ていただいている方にだけでも、
『ありがとうございました』と、厚く御礼申し上げます。

 『約束の ひとつ果せず 除夜の鐘』 高岡昭子

ならいいが 『 約束の ひとつも 果たせず 除夜の鐘 』
申し訳ありません。来年も ごひいきたまわりますよう、
よろしく、よろしくお願い申し上げます」。

これは、去年の大晦日のブログ。なんだ、そっくり
そのまま 当てはまる。成長の無い自分に がっくり。

来年(明日)からは、マイナス的なことは書かず、常に
明るい話題を提供するブログにしよう。それが、新年の
誓いです。 


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12/30 虚無僧61日目

2010-12-30 22:31:08 | 虚無僧日記
いよいよ明日は大晦日。「ラス前」の今日、ようやく
年賀状書を書き終えた。いつも思う。「あと一週間
あれば」と。いや、一週間早く取り掛かればいいのだ。
わかっちゃいるけど・・・・。

年賀状を出してから、名古屋駅に出てみた。もう大概の
オフィス、官公庁は休みに入ったので、ビジネスマンは
消えた。若者ばかり。スキーやスノーボードを担いだ
学生も目につく。

こりゃダメだ。空しく引き返す。



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「おけち」ならぬ「おせち」ブーム

2010-12-30 10:01:57 | 虚無僧日記
正月らしさがどんどん消えていく中で、紀文の調査では、20代の
89%が、正月を「子供に伝承したい日本文化」と答えているとの
こと。

「プチぜいたく」志向で、正月は、旅行は取りやめ、家族そろって
と、「おせち料理」の売れ行きが好調だそうだ。

2~3万円が主流だが、10万円以上の物も人気があり、輪島塗の
重箱に入った52万円の超高価おせち料理も売れたとか。

わが家も、昔は、会津の老舗から、毎年会津塗りの重箱に入った
おせち料理を取り寄せていた。先日実家に帰ったら、そんな重箱や
お椀が 天袋にいくつも眠っていた。輪島塗の吸い物椀も。2客で
30万円。正月に出して飾る観賞用だ。正月は、子供の頃の楽しい
思い出として、毎年甦る。

さて、今は独居生活の私。「おひとり様おせち」も売っている
そうだが、「宵越しの銭は残さぬ」江戸っ子気質で、一文なし。

しかし、捨てきれば、みなさんから少しずつ、おせち料理を
届けていただいた。お餅もお酒も届いた。今年は、“紀文”の
蒲鉾で正月“気分”が味わえそう。


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12/29 虚無僧60日目 九の市

2010-12-30 09:16:57 | 虚無僧日記
12/27 忘年会に虚無僧で呼ばれていった日を59日目と
すると、12/28 は雨で中止で、29日(水)が 60日目。

29日は 中村公園前で、今年最後の「九の市」。正月
準備の買い物客で、さぞかし賑わうかと思ったが、
いつもより少し多い程度。

各 店は どのように場所取りをしているのかと、疑問に
思っていたが、やはり、仕切り屋がいるようだ。中ほどに、
折りたたみのテーブルを出して、デ~ンと構えた恰幅の
いい兄さん。名簿をチェックしながら、ショバ代を受け
取っていた。

やばい。スタコラ離れて、大鳥居の前に立つ。歳末の
空気がそういう気にさせるのか、虚無僧に、次々喜捨
してくださる。いつもと違う。

車椅子を自分で押して近づいてこられたご婦人。「体が
どうにもならない。私のこと祈っていてくださいね」と。
虚無僧にすがる気持ちでお布施をくださった。

私にも、病を治せる気功パワーがあったらな、と 祈る
気持ちで肩や足をさすってあげると、喜んで また 車
椅子を押して行かれた。


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消えたもの

2010-12-29 21:22:31 | 虚無僧日記
「消えたもの」で検索すると、「消えた年金」と「生存して
いない高齢者」が、一番多く出てきた。

先日の老人会、いや、長寿を祝う「八重寿会」での談話。

「昔は、虚無僧がよく来たものだ。戸を開けると立っていて、
必ずお布施をあげたものだが」と。何人もの方がおっしゃる。

「虚無僧も消えた。虚無僧に布施する心も消えたか」と。
虚無僧を知っている世代のお年寄りが消えると、虚無僧の
文化は完全絶滅する。

今や、悠々自適の高貴高齢者の方々。話を聞いていると、
「紅白歌合戦なんて、見たことなかった」と。それほど、
年末、大晦日は 深夜まで がむしゃらに働いたというのだ。

それぞれ、丁稚奉公から、職人として働きづくめで、手に
できた蛸、曲がった指が、その証だ。経営者としても、
何度も浮き沈みの苦労を乗り越えてきた。

その顔は、皆一様に 艶やかで明るい。この明るさだけは
消してはなるまい。


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クニマス 国増す 

2010-12-29 20:34:19 | 虚無僧日記
陛下のお言葉に「ギョギョッ」…さかなクン(読売新聞) - goo ニュース 環境省のレッドリストで「絶滅種」に指定されている「クニマス」の発見に貢献して一躍有名になったタレントの「さかなクン」。


絶滅種とされていた田沢湖の「クニマス」が、西湖で
生きていた。この発見に貢献した「さかなクン」。 
ただの「魚オタク」と思っていたら、ギヨギョのギョ。
天皇陛下にもその名前を知られる超有名人になった。

東京海洋大学客員准教授という お堅い肩書きも持つ。

「さかなクン」が「クニマス」のイラストを頼まれて、
西湖から「マス」を取り寄せた中に「クニマス」がいた。
西湖の釣り人の間では、以前から「クニマス」の存在が
知られていた。普通に釣って食していたとか。それでは
“発見”にならない。絶滅種と知って、発表した人の
手柄となった。

ところで、「虚無僧」も絶滅種。もう絶えたはずの
虚無僧が、名古屋に復活したのです。だれか、マスコミに
報告してくれないかな。「さかなクン」と同様、変なもの
頭にかぶってます。来年は、あのキャラで売り出そう。


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