NEW 2020/09/14
女優 芦名 星 自殺!?
突然の記事に目を疑った。女優の 芦名 星(あしな・せい、本名・五十嵐彩=いがらし・あや)さんが9月14日 亡くなった。まだ36歳。自殺らしい。福島県出身。
14日発売の雑誌「週刊プレイボーイ」でグラビアを飾っており、入浴シーンを披露している。
昨年5月には俳優の小泉孝太郎(42)との交際が報じられていた。
2002年にモデルとしてデビューし、同6月にTBSドラマ「しあわせのシッポ」で女優デビュー。06年には日本、カナダ、イタリアの合作映画「シルク」の日本人ヒロインに抜てきされた。今年はTBSドラマ「テセウスの船」に出演していた。
実は、「芦名」とは、鎌倉から室町にかけて会津四郡を支配していた領主の姓。本名の五十嵐も福島では多い姓だが、福島県の出身なので会津の支配者の芦名を芸名にした。星は福島県で佐藤に次いで最も多い姓。それで、NHK大河ドラマ「八重の桜」に出演した時などは「福島県出身なので特に思いを込めて」とインタビューで答えていた。それだけに福島県人の私としてはなにかと気に留めていた。
ここで「芦名氏」について。
室町時代、会津を支配していたのは「芦名(葦名.蘆名)氏」。
三浦半島の豪族三浦義明の七男・佐原義連が、頼朝の奥州平泉藤原攻めの功によって会津の守護となり、義連の子盛連の四男光盛の代になって芦名と改姓したというが、謎が多い。三浦半島にも芦名という地名があるからである。
芦名氏の会津支配は南北朝の争乱後ではないかと私は考える。
戦国時代の末期には世継ぎ問題でごたごたし、常陸の佐竹義重の子・義広を蘆名家当主に迎えた。
しかし天正18年(1589年)、伊達政宗の侵攻を受け、蘆名義広は常陸に逃走し、会津蘆名氏は滅亡する。
実家の佐竹氏に戻った義広は名を「蘆名盛重」と改めて、常陸江戸崎城主となる。
関ヶ原の戦いでは去就を明らかにしなかったため、徳川家康によって秋田に移封される。
芦名盛重は秋田佐竹家の支藩として角館に1万6,000石を与えられたものの、
盛重の死後、息子が相次いで病死したため蘆名氏は滅亡した。
角館は秋田でも 古い武家屋敷を残し、風情ある観光スポット として人気の町である。