「阿川佐和子」。知る人ぞ知る作家「阿川弘之」の娘。
1953年(昭和28年)生れ。慶応の史学科卒。私の5期下と
いうこともあって、マスメディアに登場してきた当初から
関心をもって見てきた。ある時、TBS近くの喫茶店で
見かけ、思わず「ファンです」と挨拶してしまった。
その彼女も還暦、未だに独身。そして今、『阿川佐和子の
この人に会いたい』に続いて『聞く力』が ベストセラー
となって注目を浴びている。
「インタビューが得意と思ったことはないし、聞き上手では
ない」と強調する。それには私も同調したい。友人の「檀ふみ」
から「阿川さんが聞き上手かと聞かれたら、私は同意できません。
むしろ阿川さんは、話し過ぎで、話し下手と云われた」と
吐露している。
そんな彼女の『聞く力』が好感をもって読まれているのは、
「聞き下手なのに、聞く仕事をしなければ いけなくなって、
失敗も多くて。いかんいかん、これじゃ干されてしまう…との
思いから、聞くためのいろんな知恵を必死で身につけようと
した」と語っているように、ひたむきさにある。
NHKの番組『先輩さんいらっしゃい』で、小学生に
インタビューのコツを教えるのに、自分がダメなインタ
ビュアー役となって、ゲスト役の生徒に質問したり、
生徒同士がペアになってインタビューし合ったり、その
実践から、いろいろ学ぶことが多かったとも語っている。
私も、先日の「○○小学校」での尺八デモンストレーションは
良い体験になった。
というわけで、この本は「聞き方のノウハウ集」ではなく、
阿川佐和子の体験談をつづったエッセーになっている。
「インタビューは毎回必死で、うまくできたのか、自分では
客観的な判断ができません。けど、昔も今も、『この人に
話したい。語って楽しかった』と思ってもらえる聞き手に
なりたいとは思っています」。
ま、それがヒントか。
1953年(昭和28年)生れ。慶応の史学科卒。私の5期下と
いうこともあって、マスメディアに登場してきた当初から
関心をもって見てきた。ある時、TBS近くの喫茶店で
見かけ、思わず「ファンです」と挨拶してしまった。
その彼女も還暦、未だに独身。そして今、『阿川佐和子の
この人に会いたい』に続いて『聞く力』が ベストセラー
となって注目を浴びている。
「インタビューが得意と思ったことはないし、聞き上手では
ない」と強調する。それには私も同調したい。友人の「檀ふみ」
から「阿川さんが聞き上手かと聞かれたら、私は同意できません。
むしろ阿川さんは、話し過ぎで、話し下手と云われた」と
吐露している。
そんな彼女の『聞く力』が好感をもって読まれているのは、
「聞き下手なのに、聞く仕事をしなければ いけなくなって、
失敗も多くて。いかんいかん、これじゃ干されてしまう…との
思いから、聞くためのいろんな知恵を必死で身につけようと
した」と語っているように、ひたむきさにある。
NHKの番組『先輩さんいらっしゃい』で、小学生に
インタビューのコツを教えるのに、自分がダメなインタ
ビュアー役となって、ゲスト役の生徒に質問したり、
生徒同士がペアになってインタビューし合ったり、その
実践から、いろいろ学ぶことが多かったとも語っている。
私も、先日の「○○小学校」での尺八デモンストレーションは
良い体験になった。
というわけで、この本は「聞き方のノウハウ集」ではなく、
阿川佐和子の体験談をつづったエッセーになっている。
「インタビューは毎回必死で、うまくできたのか、自分では
客観的な判断ができません。けど、昔も今も、『この人に
話したい。語って楽しかった』と思ってもらえる聞き手に
なりたいとは思っています」。
ま、それがヒントか。