現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

回らぬ風車

2008-09-30 09:55:36 | 地球人類の問題
回らぬ風車、早大に2億賠償命令 つくば市の風力発電(産経新聞) - goo ニュース

風で電気が起こせるならこんなにエコな物はない。
一家に一台、屋根に風車をと思っていたが、風向き
が一定しない日本では、安定的に電気を得ることが
できないそうだ。
地方に行くと、山の上やら茶畑の中に風車が林立
しているが、地元の人に「あれは飾りです」と言わ
れたことがある。その意味が今日初めて判った。

「夏の冷房温度を28℃に」とか「マイ箸を持ち歩き、
割り箸をやめよ」とか、一見エコと思われることが、
見方を変えれば、少しもエコになってないとのこと。

偽装、偽称、偽善、えせ科学氾濫の時代。ご用心
ご用心。実は虚無僧も“えせ坊主”。

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10月の予定

2008-09-29 11:32:26 | 今後の予定
中川文化、能楽堂と6件も仕事があって超多忙の9月が
終わって、緊張から開放された。10月は4件。

10/10(金) 平和福祉会館 (何をやろう? まだ決めてない)

10/12(日) 14時~15時 浜松市博物館『虚無僧と尺八』
     浜松には虚無僧寺の普大寺があった。明治になって
     廃寺となり、そこで山葉虎楠が手風琴の製造を始めた。
     いわばヤマハの発祥の地。浜松普大寺の尺八は、
     名古屋の西園流として伝わり、さらに京都に伝わった。
     現在の明暗流は、実は浜松普大寺の流れなのだ。
     そんな話をしながら、明暗諸流の曲を紹介する。

 同日  19:30~20:00 名古屋市東区新栄 民主会館
     浜松からトンボ帰りで、郵便局に働く人たちの合唱
     コンクールの審査の時間帯にゲスト出演。

10/19(日) 港区文化の会 港文化小劇場
     港区民の祭典に港区民ではないが、琵琶の丹野先生の
     計らいでゲスト参加させていただく。  

新内の富士松松園さんから、去年同様お誘いを受けていたが、
10/12でぶつかってしまって行けず。月にいくつも仕事が無いのに、
重なるのは残念。

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9/27 天白区役所

2008-09-29 10:48:39 | 虚無僧日記
9/27 天白区役所「町づくり推進室」主催の
「歴史文化トーク&和楽器コンサート」に招かれて
行った。定員50名のところ、それ以上入る盛況ぶり。

琵琶の糸井藍水さんと『平家物語から祇王の段』
そして『耳なし芳一』。その後で「天白区の農業の
歴史」について寺島氏の講演。

「農業の歴史」など私はさっぱり興味が無かったが、
みなさん、我々の演奏より真剣に聞いている。

中日新聞の取材も受けたが、いろいろ話を聞かれて、
翌日の朝刊に、演奏の記事は5行。後は農業の講演
内容がメイン。
食の信頼が薄れた時代だけに、農薬の使用に徹底
したチェック管理がされている地場野菜への関心が
高いことに、認識を新たにした。

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中等部同窓会

2008-09-29 10:26:44 | 虚無僧日記
昨日9/28は、慶応中等部の同窓会だった。
同窓生には、ピアニストの中村紘子、宇宙
飛行士の向井千秋、そして同級生に麻生
太郎の義妹がいる。

行きたい気持もあったが、お金が無いので
行かれなかった。もっと強く願えば、お金が
入ってきたかもしれない。入ってこなかった
のは、願いが薄かったからだ。

そう、過去を捨てたはずである。昨日は一日、
過去の書類を整理破棄していた。しかし「泰山
鳴動して鼠一匹」。なかなか過去を捨てきれぬ
私である。

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日教組

2008-09-29 09:14:08 | 社会問題
「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関なし(朝日新聞) - goo ニュース

一連の報道を見ていれば、中山国交相の「日教組批判で辞任」は、
当然と思うが、ネットで見ると、中山氏に同調する意見も多い。
中山氏の「日教組批判」は、そのまま、自民党のH.P.にも堂々
と乗っている。「君が代、国旗掲揚、いじめの実態調査、学力
テスト」と文科省の方針に逆らう日教組への恨みは自民党の
根底にあるようだ。

我々邦楽家としては、「H14年以来、学校教育に邦楽を取り入れ
るよう」学習指導要領に加えられながら、「反動だ、愛国心教育
の現われだ」と、教育の現場では なかなか浸透しない。邦楽まで
目の仇にされるのは悲しい。

私は虚無僧として、共産党の文化行事にも招かれる。それは尺八
というより、虚無僧という最下層の生活者の代表としてかもしれ
ない。楽器に罪はない。それを扱う人、聞く人の心次第だ。
音楽は、イデオロギーを超えたものでありたいと願う。

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イチロー

2008-09-28 07:38:14 | プロとアマ
イチロー暴行計画…シアトル紙衝撃報道(サンケイスポーツ) - goo ニュース

ねたみか、チーム仲間がイチローを「ボカボカにやっつける」
という襲撃計画があったとか。「自分の成績のことしか考えて
いない」というのが理由らしい。が、打率3割はイチローだけ、
200安打、100得点で十分チームに貢献している。
監督は、イチロー批判者に「自分の姿を鏡で見てみろ」と制し、
イチローを擁護。新聞報道もイチローに同情的だ。

内憂外患、イチローは自分との戦いだけでなく、チームメイトの
嫉妬とも戦っているのか。日本でも孤独な人だった。

モスクワで私が「ICHIRO」の名刺を出したら、「Oh!.You
are Ichiro! ???」と歓待された。今や世界のイチローである。
彼にあやかって、私も世界の頂点を目指す。虚無僧で??

「え!地位も名誉も肩書きも求めないのが虚無僧じゃなかったの?」
鈴花の厳しいツッコミがはいる。

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過去を捨てて生まれ変わる

2008-09-27 20:59:54 | 虚無僧日記
今日の運勢。「過去を断ち切って、新たに
生まれ変わる」とあった。
還暦、尺八暦50年、吸江流一路を名乗って
10年の節目に能楽堂での公演を成功させた。

一応区切りをつけた。ここで過去を一切断ち
切って、新たな飛躍を目指したいと思って
いたところだ。

そのためにも『禅と念仏』のような、私の
過去ばかり面白おかしく取り上げた記事は
もう読みたくもない。今日、中日新聞の記者
と会って、そんなことを話す。

だが、新たな展望、一路会の行く末。何も
見えていないのは麻生政権と同じか。いかん
いかん。早急にマニュフェクトとやらを策定
しなければ。

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誰に言えばいいの

2008-09-27 19:50:29 | プロとアマ
社長が一切の権限を握っているとは限らない。
決定権を握っているのは経理担当の奥さんだったり
する。誰に話しをもって行ったらいいか見極めるのは
セールスの基本だ。

私の所にいろいろセールスがやってくる。印鑑、薬、
健康食品。化粧品。私はお金を持たされていないので、
マネージャーの鈴花が立ち会う。

私の方ばかり向いて一生懸命説明し、マネージャーを全く
無視するセールスマンは、失格。「お帰りください」
となる。決定権はマネージャーにあると気がついて、具体的
な話は彼女と交渉するセールスは大抵 成功する。

能楽堂公演でもそうだった。舞台監督の加藤氏、写真の
杉浦氏は鋭い。マネージャーの鈴花に尋ねるか、会主の私に
相談すべきかを的確に判断して、行動に無駄が無かった。

その判断を誤った人は大損した。たとえば「車で来たので
地下駐車場に停めさせてほしい」と私に言ってきたSさん。
私は「満杯のはず」と断ってしまった。後で鈴花に聞くと、
1台空いていたのだそうだ。彼女に聞けば止められたのに。
なんでもかんでも会主に聞けばいいかと思われても困る
という話。

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禅と念仏

2008-09-26 22:37:58 | 虚無僧日記
『禅と念仏』の鈴木氏から、先日ゲラが届いていた。

私にとっては、もうどうでもいい過去の話ばかりだ。
過去を捨ててこその虚無僧である。虚無僧として今を
どう生きるかを書いて欲しいと注文したのだが、全く
無視された。

それでも100歩譲って、事実と相違する点のみ訂正を
要求したが、「もう直せない」という。
今時、ケータイもパソコンも持たずに出版業というのも
おかしい。パソコンでの編集なら、訂正は簡単に出来る
はずだ。旧態依然の活版印刷なんだろうか。取材から
出版まで半年を要している。

出版ルートに乗らない本だから、書店では売っていない。
あちこちの寺を取材して、載せた見返りに、100冊とか
まとめて買ってもらう商売なのだ。1,000冊(84万円)買って
くれた寺もあるとか。虚無僧は、寺も持たず、檀家も無し。
期待されても そんな金はない。

だが、断れない性格の私である。内容次第では10冊くらい
買ってあげてもいいかなと思ったが、マネージャーが「要りません」
のひとこと。

そもそも、彼女のことを「中年女性が家に来て、食事を作ったり、
掃除をしてくれる」と書かれたものだから、彼女がへそを曲げた
のだ。マネージヤーの彼女が料理を作ったり、部屋の掃除をするような
こことはない。家で料理はしない。掃除も全部自分でやっている。
鈴木氏は、誰が金を出すのかを まず弁え、彼女に“よいしょ”
するべきだった。

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観客動員

2008-09-26 10:18:41 | 虚無僧日記
邦楽の舞台はいつも閑古鳥。それではいかにも空しい。
コンサートをやるからには、多くの人の拍手と感動を
浴びたい。いつもそういう気持で私はやってきた。
毎回、予定していた数は きっちり入る。

前回(H18)の能楽堂での市民芸術祭参加公演は、定員660の
ところ630入って満席となった。能舞台の正面は200席余、
あとは横から後ろから見るようになる。柱が邪魔して見え
なかったという苦情もあった。今回は、ゆったりと好きな
ところで見てもらうためにも、半分入いればいいと思った
から、300前後で丁度良かった。

能楽堂の威力はすごい。一路会の参加会員はわずか10名だが、
「能楽堂の舞台に立てるのなら」と、笛、琴、三絃、詩吟、
居合の仲間も参加してくれ、30人になった。各人に2,000円の
チケットを1,000円で売る。「能楽堂なら見に行きたい」と
いう親戚、知友人に平均10枚は配ってくれた。一人で60枚
配った人もいる。これで300枚のチケットが売れたことになる。

チラシを1万枚撒いたり、新聞に広告掲載しても、それを見て、
見ず知らずの人が来ることは ほとんどない。今回は『邦楽
ジャーナル』への広告掲載もやめた。これを見て来る人は皆無。

さて今後、努力せずとも人が集まるようになるには、やはり
人気タレントのように知名度だ。観客動員で四苦八苦するより、
まず自分を売り込んで、知友人の輪を広げる努力の方が先。
人縁を広げる営業努力しかない。

タレント性、話題性を常に、鳥の目で探し求めている。

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