現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

:警察学校でもトイレ掃除

2008-01-12 07:01:50 | 社会問題
警察学校で心身も磨くトイレ掃除 「素手、素足」新人教育に一役(産経新聞) - goo ニュース
「警察学校で新人教育にトイレ掃除」という記事を
私は好意的に受け止めたが、ブログコメントの大半が
批判的であるのは意外だった。要は「素手、素足」で
行うことに衛生上の問題があるのではないか」「トイ
レ掃除が精神修養になるというのはカルトではないか」
というもの。
なるほど、これはやってみた人でなければ解からない。
週2回、あるいは毎日朝夕2回という警察学校もあった
が、これだけ掃除をしているとキレイだから、抵抗は
なくなる。「汚い」と思っている人の家のトイレはさぞ
汚しっ放しなのだろう。トイレの汚れている家で金持ち
っているのかな?幸せな家庭ってあるのか?私の知る限り、
トイレ掃除をキチンとしている家は、幸福な家庭であり、
仕事でも成功している。「トイレ掃除」を有名にした松
居和代は1億7千万もの借金を返したというではないか。
事実、私もトイレ掃除を始めて宝くじが当たった。仕事
もどんどん来るようになった。科学的根拠はなくとも、
運が向くという実感はする。

1月9日平和福祉会

2008-01-10 07:54:40 | 虚無僧日記
今日は、中区の平和福祉会で琴と尺八の出前。
毎月1回行くようになって2年になる。ようやく
顔も覚えられ、馴染んできた。ここで多くのことを
学ばせてもらった。当初は、「頼まれて行ってやる」
という気持も無きにしも非ずだったが、今では「やら
せていただく、学ばせていただく」という気持で
演奏するようになった。人生の大先輩、自分の親の
世代の方々、いずれは自分も辿る道。今年は私も
還暦60歳ということで、話しも盛り上がった。ただ
聞いていただくだけでなく、明るく楽しい場づくり
こそが大切。

明日から、東京に行きますので、2、3日ブログは
お休み。東京で独り住む84歳の母に、年に一度の
親孝行させていただきます。

伊勢朝熊山

2008-01-09 21:50:39 | 虚無僧日記
伊勢神宮と鳥羽との間に朝熊山がある。「あさまやま」
と読む。海抜555m。山頂近くに金剛證寺がある。

私は13年前、鳥羽から定期便バスでここに登った。乗客は
私一人。山頂の展望台でバスを降りる時、バスの運転手
さんは、「少しの間なら待っていますよ」と親切に言って
くれた。次の便が来るまで2時間もあるからだ。その親切
を断って、それから丸一昼夜、この山中を徘徊した。
そして、導き招かれるように経ケ峰の納経跡に辿りついた。
平安時代に経典を筒や壺に入れて埋め、五輪の塔や無縫塔
を立てた所だ。そしてまた、白装束に太い蝋燭を持って、
一晩中山を駆け巡る修験者の姿にも遭遇した。幹が大きく
捻じ曲がり、円を描いている不思議な松の木も見た。
ここは平安時代の昔から山岳信仰の聖地だったのだ。

以来私は毎年ここを訪れ、山頂付近にある八大龍王の
社に詣でることとしている。明暗寺の開祖虚竹禅師が、
この朝熊山に参籠して、霧の中から妙音を聞き、「虚空」
と「霧海箎」の二曲を創ったという伝説の地だ。いかにも
虚竹の伝説にふさわしい場所なのだ。


伊勢神宮

2008-01-09 19:31:32 | 社会問題
正月三が日の初詣客1位は、明治神宮。
305万人とか。東京の人口の4分の1。
伊勢神宮は意外と少なく、170万人。
でもこちらは、年間を通じ参拝者が全国
から訪れる“やおろづの神々”の頂点に
立つ大神宮だ。伊勢の町全体、山々も川
も何か違う“気”に包まれている。
今日の新聞に「式年遷宮のため、500年後
までを見越して、科学的にご用材の植林を
行っている」とあった。
以前見た「NHK特集」では、毎日神様に捧げ
る供物(穀物や野菜)は、1,000年昔のままの
栽培法、オゾンもCO2濃度も酸素量も、昔
のままに調整する温室内で栽培していると
聞いた。
人間の叡智とたゆまぬ努力で“神霊域”が
保たれていると知る。

熱田神宮の初詣者数

2008-01-09 19:06:25 | 社会問題
正月三が日の熱田神宮初詣客は232万人という。
名古屋市の人口が223万人だから、それを上回る。
愛知県の人口が730万人。県民の3人に1人が
参拝したこととなる。
日本全体では、9,373万人がどこかの神社に
お参りしたというのだから、赤子や寝たきり老人を
除く、健康な国民全員が、初詣でに行ったこととなる。
数字の“偽”ではないか?。ホントだとしたら、戦前
よりすごい神国ニッポンだ。クリスマスにキリストの
誕生を祝い、正月に神社に参拝するのがファッション
の日本人と思えば、ま、いいか。


100年前の食品偽装

2008-01-08 07:35:58 | 社会問題
昨年を象徴する一文字が“偽”だった。しかし、
1/6中日新聞に黒岩比佐子さんが「100年前の
食品偽装」と題して“味な提言”を行っている。
明治36(1903)年に書かれた村井弦斎の『食道楽』
という書に、偽装した食品を売る商人の話がたく
さん登場するという。「何でも舶来の上等といって
舶来のビンに入れて舶来の商標を貼って、中身は
和製の詰替。西洋酢などは酒の腐ったもの。多く
の日本酒は水で薄め、防腐剤としてサルチル酸や
ホルマリンが混ぜてあり、毎日飲んでいると命も
危ない」などなど。村井弦斎は「粗悪で危険な食品
に騙されるな」と警告している。
羊頭狗肉は2000年の昔から。売れればいい、儲かれ
ばいいの悪徳商人の横行は今も昔も同じだったのだ。

少年犯罪の増加も騒ぎたてられているが、データ上
ではむしろ減っている。凶悪化も測れないそうだ。
世の中“悪くなった”と悲観するのはやめよう。


女性の時代

2008-01-07 13:40:55 | 虚無僧日記
実践倫理の会では「女性は三歩下がって夫を立て、
夫に尽くさなければいけない」などと、時代錯誤の
ことを言うので、世間ではいろいろ誤解されている。
実際には、女性がすべて取り仕切り、男性は隅で
小さくなっている。

今の世の中、学校でも、生徒会長も入学式、卒業式
の代表挨拶も女の子だそうだ。男は隅に固まって
いじめられないように小さくなっているとのこと。

自転車の二人乗りは、今や女の子が漕いで、男は
後ろにちょこんと座っている図式が当たり前。

かくゆう私も、時間と財布を林鈴花に握られ、いう
なりになっている。さからわない、さからえない。
でもこれは実に楽な生き方じゃ。

音痴は治る

2008-01-07 13:19:54 | 虚無僧日記
小学生の頃、クラスでNHKラジオに出演する
機会があった。その時、音楽の先生が「牧原
君は歌わんでよろしい」と。それがトラウマ
となって、以来歌は歌えないと思いこんでき
た。だが尺八は歌心がないとうまく吹けない。

一昨年からビクター歌謡教室の木村ひとし先生
に発声法を習ってきた。尺八と相通ずるところ
がある。下腹に力を入れて出す。口の奥を開く。
などなど。これで歌の声も尺八の響きも変わって
きたのだ。今年は老人ホームなどで歌手デビュー
しよう。60歳の挑戦だ。

弦楽器が苦手な私

2008-01-07 13:07:27 | 虚無僧日記
子供の頃音痴で音楽は全くダメだった。
ピアノ、ギター、バイオリン、お琴といろいろ
手をつけてみたが、どれも入口で終わってしまった。
絃楽器は苦手という思い込みがぬぐえない。

一昨年琵琶も習い始めたが、半年で挫折した。
同じ頃に琵琶を始めた森下さんはめきめき腕を
あげ、目を見張るばかり。森下さんと、ひと時
語り合う機会があった。
「琵琶の練習で腰を痛めた。指も水ぶくれができ
て痛かった。やがて指先が硬くなった」という。
森下さんは門弟200人の頂点に立つ詩吟の宗家だ。
門弟の稽古に追われる多忙な中、月一度名古屋まで
琵琶を習いに来、後は自宅で自己練習。

自分は腰が痛くなるほど、指に水ぶくれができる
ほど練習したことがあっただろうか。はじめから
“できない”と諦めて練習をしないのだから弾け
なくて当たり前と気づかされた。脱帽。


1月6日伊勢からの帰途

2008-01-07 12:13:31 | 虚無僧日記
1月6日午後、Mさん宅ですっかり長居して辞去。
帰路、津の本願寺に立ち寄り、一絃琴の眞道さん
を訪ねた。こちらはホンマモンの尼僧だが、男勝り
でパワフル。お寺さんから逆にお餅だのみかん、
お菓子などたくさん施し物をいただいて帰宅。

帰宅すると留守電に塩山の向嶽寺の神田師から
電話が入っていた。私の講演会を開いてくださる
とのこと。俗人の私が“釈迦に説法”ならぬお寺
さんで講演させていただけるとは、これまた夢の
ような話。お伊勢さんの霊験あらたか。すごい年
になりそうだ。