喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

石馬寺

2019-01-13 | 滋賀県の寺・神社・仏像

滋賀県は歴史が深く見所も沢山ある。

新年会まで、どこに連れて行ってもらおうと、
案内してくれる友達のことも考えて、
能登川で下車して、


ここへ連れて行ってもらった。



幾つもの礎石が残っている大門跡。

石段の上り口のところに、石馬の池。


パンフレットより

松の樹につないであった聖徳太子の馬が
池に沈んで石になっていたという
この寺の名前のいわれになった池。
見えてるのは石になった馬の背中らしい・・・・・そんなバカな



乱れ石積みの「かんのん坂」という名前がついた石段。



向こうが本堂、手前が大仏宝殿。



このお寺、国の指定重要文化財の仏像が
沢山展示され見ごたえがある。



役行者の像はよく見るけど、
前鬼(左)、後鬼(右)を連れているのは初めて。
役行者が高野山で修行をしたときに
先導したとされるのがこの二人。
この二人、夫婦だそう。
夫婦に5人の子どもがいて、
その子孫が今でも五鬼という姓で続いているのだそう。
https://matome.naver.jp/odai/2145546960433357001



水牛にまたがった六面六臂六脚の大威徳明王。
日本では脚が多数ある仏像は
他にほとんど無く、珍しいのだそう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A8%81%E5%BE%B3%E6%98%8E%E7%8E%8B

仏像の世界はよくわからないけど、
何だか面白い。


この方↓のブログで石馬寺を詳しく
https://blog.goo.ne.jp/mrslim2/e/93ed37d3e47778f32ab62440e515345d






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霊仙三蔵

2018-12-13 | 滋賀県の寺・神社・仏像

三蔵法師と言えば
西遊記に出てくる玄奘法師のことだと思っていた。

三蔵法師は「経・律・論」に精通した高僧に
皇帝から授与される最高位の称号だそう。

その称号を日本人でただ一人授与された僧が
霊仙(りょうぜん)なのだそう。

先日、普門山 松尾寺に参拝した時、





この冊子をいただいた。

霊仙は近江国醒ヶ井の出身(阿波国説もある)と言われ、
空海や最澄と同じ第18次遣唐使の留学僧として、
45歳の時に入唐。

皇帝に重用され帰国を許されず、
庇護してくれていた皇帝が暗殺され、
霊仙も天長4年(827)に毒殺され、
再び祖国の土を踏むことは叶わなかった。

霊仙が完成させた
「大乗本生心地観経」(サンスクリット語のお経を漢訳にした)の経典が、
大正2年に石山寺で発見され、
その巻末に霊仙が翻訳したことが
はっきりと書かれていて、
名前が世に知られるようになったのだそう。

もし、霊仙が帰国していたら
最澄や空海と同じかそれ以上の功績を
日本の歴史に残したかもしれないと。

余談、霊仙の死後、弟子たちが
霊仙の遺志をかなえるべく
日本からの留学生に彼の遺品を託した。
その中に大元帥法の秘伝があり、
日露戦争や太平洋戦争のとき勝利祈願に使われたのだそう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%85%83%E5%B8%A5%E6%B3%95



平成19年に松尾寺境内に記念堂が建立され、
霊仙三蔵が祀られている。



記念堂のそばにつながれていたワンちゃん。
とても人懐っこい。

霊仙三蔵を知れてよかった。






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木製のプロペラ

2018-12-12 | 滋賀県の寺・神社・仏像

普門山 松尾寺の本堂の中に、
昭和十年の松尾寺秘仏御開帳の際に、
岐阜県各務原飛行学校から奉納された、



木製のプロペラが掲げられていた。

外国でも木製プロペラが製造されていたようだけど、
戦時中、日本は金属が少なく、
木に頼らざるを得なかった時期もあったんだろうね。
しかし、戦闘に耐えられたんだろうか。

戦時中、本土決戦態勢が取られていた折、
訓練を終えた多くの航空隊員が出陣前に松尾寺へ参詣し、
戦場へ飛び立っていったのだそう。

私が住んでる近くに、零戦の復元機などを収蔵する
資料室があって、
4~5年前に「風立ちぬ」という映画が公開された時に
零戦見学に行ったことがある。
その時、木製のプロペラあったのかな?と
記憶が定かではないが。

木製プロペラを調べていたら、
形がいろいろあるみたいで、
http://www.kumamoto-senseki.net/2-2/index.html
他にも奉納されてたり、
http://www.isesaki.or.jp/puropera.html
https://pressair.exblog.jp/20746991/

私の住んでる隣の犬山市にある
名鉄犬山ホテル敷地内の有楽苑国宝の茶室に、
https://www.forest.ac.jp/academy-archives/kohara002/
「木製プロペラ」を利用した四阿(あずまや)があるなんて、
気づかなかった。
是非、見に行かなくっちゃ。

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普門山 松尾寺

2018-12-12 | 滋賀県の寺・神社・仏像



松尾寺の本尊は、白鳳9年(680)、
役の行者が松尾寺山中で修行中、
空中より飛来して来た二体の観音像で、
飛行観音と言われ、
海外渡航者や航空関係者から
篤い信仰を得ているのだそう。





松尾山山頂付近にあった本堂は
戦国時代に一度消失。
その後彦根藩主井伊家の庇護を受け、
江戸時代に再建されたのだそう。
しかし、昭和56年の豪雪で倒壊。




今の本堂は2012年6月に
醒井楼の裏手に再建されたものだそう。

檀家さんを持たないお寺ということで、
お寺の維持、大変だろうな・・・・・・・。

自然を愛で、美味しい虹鱒を食し、
ご住職やお母様から心を引かれるお話を聴き、
ゆったりとしたいい時間を過ごせて、
の糧に。

糧が多すぎる。




 




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大池寺

2018-12-06 | 滋賀県の寺・神社・仏像

甲賀三大佛の三つ目の



釈迦如来坐像。





寛文10年(1670)に再建された当時のままで、
禅宗建築における仏殿様式で床は瓦敷き。



小堀遠州作の蓬莱庭園も見所。



建物も参道や庭園も手入れされ、美しいお寺でした。










 

 

 







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