喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

天地明察

2012-09-16 | 映画・コンサート・ミュージカル・演劇等



2010年の本屋大賞の第1位に輝いた、
冲方丁(うぶかたとう)の「天地明察」の映画化。

この映画を観なかったら、『安井算哲』という人物を
一生知らなかったと思う。

中国の新たな暦が遣唐使を通じて日本に伝わるたびに、
日本でも改暦が繰り返された。
しかし、遣唐使が廃止され、
平安時代初期から用いられた暦は
823年間も改暦されずに使われ続けた。
そのために、この暦に大きなずれが生じ始めていた。
コンピューターも何もない時代に、
改暦に挑んだ『安井算哲』の物語。

そうだよな、世界の地域によって時差が生じ、
暦はその国に合ったもんじゃないと誤差が生じるんだな。
いやはや、それにしても気の遠くなるような
天体観測と計算・・・・・




パンフレットの中のこの写真、
フェルメールの「地理学者」東京初上陸を思い出させる。
そのはず、映画の中の天球儀の架台は、
フェルメールの絵に描かれていたものを頼りに作られたそう。

それともう一つ、原作者の冲方丁さん、
この映画のある場面にチラリと出演されてるのだそう。
探してみてください。

原作、読まなくっちゃ。

コメント
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