帰る時間に少し早かったので、
本を読もうと、本棚から取り出した
文藝別冊の「河合隼雄」総特集に。
河合隼雄さんが
文化功労者顕彰を授与され
その祝賀会で、ある詩人の祝辞。
せわしいタマシイけたたましい
さもしいタマシイさわがしい
さかしいタマシイうっとうしい
まぶしいタマシイうとましい
ふたつよいことさてないものよ
わかりまへんなとてごわいかわい
ただしいタマシイはらだたしい
あやしいタマシイなやましい
おかしいタマシイうらがなしい
ゆかしいタマシイうたがわしい
うそからうまれるまことのしらべ
ふえをふきふきかわいいかわい
つましいタマシイふてぶてしい
さみしいタマシイややこしい
やさしいタマシイもどかしい
きびしいタマシイあつかましい
おのれころさずひともころさず
よわいかさねてよいかげん
きりなしそこなしかわいのはなし
ちゃばなしはかなしこばなしたのし
むかしばなしははてもなし
あやかしあやなしはらごなし
なりわいにぎわいさいわいあじわい
こよいわいわいかわいのいわい
リズミカルな歯切れの良い詩だけど、
だれの詩かわかりますか。
河合隼雄さん、好きな心理学者だったけど、
2007年7月19日、79歳で他界。
偶然にも、私の誕生日の前日。
面白いといったら、ひんしゅくを買うけど、
7と9の数字だな。
私も、27年7月20日生まれで、
7と2の数字。
数字の重なりには
意味があるって、以前読んだ本に・・・・・
それはさておいて、
この詩の作者は「谷川俊太郎」さん。
1年も半分過ぎて、
いろいろあった、半年だったなぁ。
後半も忙しくなりそうだ。・・・・