午前6時の気温はプラス16度。雨上がり、曇り空のお天気でござる。
ですが、久々に陽も差しておるような。とはいえ、空気がたいした湿っぽいのです。
そんな中、おぢはきのう1日、寝込んでおりました。風邪っぴきでした。
原因は、先週木曜日にハニーさんが札幌でとある会議に出席し、その際、すぐ後ろの席に「ゴホンゴホン」と咳をするおばさんがいたため。
その風邪をハニーさんが持ち帰ったようなのです。酷いことになったのはおぢだけってことで、そこは歳なのかなぁと、クラクラいたします。
ハニーさんは少し喉が痛いだけでした。
ではありますが、きのう丸一日寝ておって、ようやく良化。
おかげさんで、ブログもお休みし、スマンこってす!!
さて、
新聞・テレビのニュースによると、きのう参院で「改正電気事業法」が可決・成立いたしました。
「大手電力会社の地域独占を認めていた規定を撤廃し、電力の小売りを全面自由化」したのです。
戦後60年以上も続いてきた、国民が電気を選択できないという、北朝鮮みたいなシステムはようやく終焉を迎え、電力会社を選ぶ時代が来るのです。
とりあえず一歩前進でござる。
具体的には「再来年から一般家庭でも電気の契約先や料金メニューを自由に選べる」というけど、どこまでどうなのかが、いまんとこさっぱり判りません。
NHKニュースによると「第1弾の改革は、緊急時などに広域的に電力の融通や需給調整を行う機関を設立し、来年度から業務を始める」。
そして第2弾が今回の「小売りの全面自由化」、2016年からスタートだ。
福島第一原発の事故から丸3年も経っておって、おぢに言わせればあまりに遅い。
さらに第3弾は「発送電の分離」といよいよ「本丸」なのですが、これは「4~6年後」の検討段階とすっかり後退しておる。
しかも「事実上、電力会社が発電も送電システムも所有する」方向で経産省は動いており、すでに骨抜きらしいです。
とはいえ、まずは今回の「自由化」により、ニッポンの電気料金もようやく「世間並み」に「競争時代」に突入することになるのです。
経産省によると、自由化される家庭向け電力市場は「7.5兆円」だそうな。
この大市場がこの先流動化するわけで、まことに面白い。
太陽光発電をドンドコ進めておるソフトバンクは「スマホと電気」をセットで売ってくるんでしょう。
「au」なども同様だ。ネット通販大手「楽天」もエネルギー部門を立ち上げておるとか。
発電所建設の大型投資は、JX日鉱日石エネルギーが3000億円、丸紅が1500億円だ。
日経電子版によると、明らかになっている計画だけでも発電能力は原子力発電設備4基分を上回る。
全国に100万世帯のLPG(液化ガス)の販売網を持つ伊藤忠エネクスも、家庭との接点がある分強みを発揮する。
LPGによる自家発電の「エネファーム」と太陽光の組み合わせ、さらに電気自動車を加えれば、家庭だって「発電し使用する」自己完結が視野に入る。
原発が動かないとニッポン経済が沈没するとまで言ってた電力会社御用達の評論家がいましたけど、いま現在、全国で一つの原発も動いていないのに、「景気は回復基調」だ。
こうなると、なんでニッポンに原発が必要なのか、理由がさっぱりわかりません。
あえて言えば、原爆をつくるためぐらいしか、理由は浮かびませんな。
一方、東電もついこの間、火力発電所を「競争入札」で建設することを発表しておる。
これまでは、「総括原価方式」に基づき、自前で発電所を建設してきた。だけど、それでは今後は続々と立ち上がる「新電力会社」の競争力には勝てないし、東電にはもうカネもない。
そんなことで、東京都民も「東電は高いので、この先は〇〇電力に変更します!!」ってことが、近い将来可能になるのだから嬉しいではないですか。
ただし「いまの電力大手の料金規制は当面維持」が方針だそうで、そこらあたり、経産省は「既得権益」を持つ電力会社に大甘だ。
「当面維持」がこの先10年も20年も続くこともあり得るわけ。
この文言、官僚さまのやり口らしく、まことに嫌らしい。
話は変わりますが、きのうの党首討論、観ましたか?
質問になにひとつちゃんと答えない安倍総理のメチャクチャ答弁、あきれ果てました。
安倍坊ちゃんのやろうとしておる「解釈改憲」あまりにデタラメだもねぇ。革命家には論理も倫理もないようです。
もっとも、民主党海江田代表の質問も、いま一つ、二つで、さっぱり。
ニッポンの政治、どうにもこうにも、あきませんなぁ、、、