おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ヨウ素剤を配布しない不思議

2014年06月19日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス15度。今日も冷たい雨が降っております。

雨ばかりの毎日ですが、札幌では6月としては1992年以来22年ぶりの記録だそうな。

札幌の過去最長は1956年の14日間だという。

おぢは1951年生まれですから、ほぼ60年ぶりに雨ばかりの6月となるのです。

今年の6月は完全に梅雨、晴れ間が広がるのは今月20日からだとか。

これまで「6月の北海道は爽やか」と決まっておったわけで、旅行客はもちろん、北海道民も、もううんざりなのでござる。

さて、

NHKニュースは、原発から5キロ圏内の住民に事前配布するとされている甲状腺被ばくを防ぐための「ヨウ素剤」を、原発から5キロ圏内にある、共和町では事前配布をしない方針だと伝えておる。

その理由、まことに不可解。

事前にヨウ素剤を配布しても、事故の際、「保管場所を思い出せないおそれがある」ことや、「誤って飲んでしまう心配」があることなどから事前配布をしない方針だというのだ。

これは酷い。

もし上記二つの理由があるとしても、希望者には配布すべきではないのかね。

値段がドンだけ高いのか、安いのか知りませんけど、役場で保管するものと配布するものの両方あっていいし、希望する町民には配るものよいはずだ。

第一に誤飲するとどんな健康被害があるのか、知りたいね。

事故の際に飲むヨウ素剤を、仮にいま飲むとどうなるのか、そこが問題でしょう。

特に子どものいる家庭は、事故の第一報があった時点で呑ませないことには意味がない。

なんで役場が一元管理するのかが、わけわからん。

こんなことでは福島県のように、事故が起きれば子どもの甲状腺がんが増えることになりかねない。

せめて希望者に配布するようにしてもらわんことには、どもこもならんでしょ。

我が家は泊原発から30キロ圏内にありますけど、ヨウ素剤はぜひ配布していただきたいと思っておる。

できないなら、ネット購入して常備いたします。

まして5キロ圏内なら各家庭にあってしかるべき話だ。

原発大国フランスなど、諸外国ではそんなことはまことに常識的。

「原子力規制庁は、あくまでも指針で、緊急時に速やかに配布することができる地域は必ずしも事前配布にこだわる必要はないとしています」とニュースは伝えておりますが、広い共和町で「誰が速やかに配布」するんだろ?

役場職員は、泊原発から放射線が流出する中、あっちこっちの家を訪ねてヨウ素剤を配布するのかね?

役場職員の健康はどうなるの???

この場合、各家庭に配布して、さらに役場でも保管するってのが正しいような気がするけど、どうよ???