おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

都議会セクハラとクオータ制度

2014年06月22日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス13度。外は霧が立ち込めておりまする。

こういう朝は、これからパッと晴れてくると思われ、なんだかいい1日になりそうな予感がいたします。

きのう午前中は仕事に精出して、午後から無料のズンバ講習会が真狩村であるというので出かけました。

コーチのおにーちゃんが若いこともあり約1時間、動きっぱなしでへとへとに。

途中、足がもつれそうになって、改めて老化しちゃったかと、しみじみ感じたりも。

63歳だもねぇ、10代、20代だったころは、それこそもうすっかり霧の中、クラクラいたします。

さて、

東京都の女性議員が、妊娠、出産、不妊に悩む女性への支援を議会で訴えた際に「自分が早く結婚すればいい」「産めないのか」とヤジが飛んだ問題、アメリカCNNや英国のガーディアン紙のそれぞれ電子版でも取り上げられて大騒ぎでござる。

ロイター通信も、日本の女性の労働環境を「出産すれば退職を促されることもしばしばある」などとも紹介したそうな。

アメリカのウオールストリートジャーナルは、この女性議員のインタビュー記事も掲載。

ニッポンの男たち、どうやらことの重大性に気が付いておりませんでしたが、世界の大マスコミが次々この問題を取り上げて、ようやく「こりゃヤバイ」となってきたような。

ニッポンの男の意識、先進各国の世界常識からは、大きくかけ離れておるようでまことにお粗末でござる。

それよりなにより、朝日新聞電子版によると「自民党は発言者を特定しないことを決めた」のだとか。

いやはや、これではどもこもならんです。

まぁ、議員が特定されれば、この議員に次回選挙での当選は無くなるもんなぁ。

それもこれも身から出たさびってことで、次回選挙は諦めた方がよろしい。

もっと早い段階で「私が言いました。ごめんなさい」と謝れば、まだよかったろうけど、世界中に報道されてはもうアジャパーでござる。

それよりも、都議会にはこんな若くて美人の議員がいてびっくりだけど、127人の議席のうち女性はわずか27人というからあまりに少ない。

北欧では国会議員も約半分が女性というから、たいしたまともな印象だけど、ニッポンは約8%しかいないのだそうな。

男女平等ってことだと、ニッポンは136か国中105位(国際男女格差レポート2013年)だそうで酷いもんです。

都議会はもちろん、国会も地方議会も、ちゃんと女性議員枠を議席数の最低3割、4割は設けてないとダメではないのかねぇ。

こういうのはクオータ制度と呼ばれておる。発祥はノルウェーだそうな。

4人以上で構成される委員会などでは、両性がそれぞれ40%選出されなければならないとする法律ができておる。

1970年代のことだそうな。

このクオータ制度は現在世界の87か国(内閣府調べ)で採用されておるとか。

こういうことが話題にもならんニッポン国、大いに問題だと思うけど、どうよそのあたり???