おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

映画館

2014年06月17日 | Weblog

 

今朝は夫婦ともども体調不良で、いつもの時間に起床できませんでした。

ただいま、午前9時、ついさきほど床を離れたばかり。

規則正しい生活は大事だとは思いますが、体がだるくて、なかなか起きれないときは、無理して起きないことにしております。

若いときのように、たまに10時間を超える睡眠もいいんでないの、とも思うわけ。

リタイアしたじーさんの特権でもあるのです。

体調不良は、梅雨空みたいな毎日が続いておるってことも原因か。

お天気屋だもねぇ、まことに困ったものじゃ。

そんなきのうも不調でしたけど、ハニーさんのメガネを受け取りに小樽へ。

映画を観ようと思いましたが、観たい映画は、夜の上映で、日中はつまらん映画ばかり。

あきらめて帰りました。

シネコンってのは、そこらあたりがたいした不自由でござる。

最新の映画は、何回も三回も上映するけれど、そうでないのは上映回数は少ないし、上映時間帯も悪いことになっておる。

おぢが子どものころにあった封切館、2番館、3番館というのはたいしたよかった。

映画館が変わるたびに段々フィルムが擦り切れて、雨が降ったりするわけですが、値段も上映館が変わるたびに安くて重宝してました。

名画座というのもあったね。

よ~く通ったのは札幌の狸小路3丁目にあった「有楽地下劇場」。

「ローマの休日」「ウエストサイドストーリー」などなど数多くの名作はここのリバイバルで観たのです。

その建物は、ゲームセンターになっておったような気がしますけど、元札幌っ子ゆえ、いまは定かではありません。

札幌だと、いまは「シアターキノ」が名画座としてその地位を確立しておって、たいしたいいような。

ただし、地方に住んでおると、あそこの場所はなかなか行きにくい。

駐車にちょいと困るのです。

そういえば、6月19日号の週刊文春、宮藤官九郎さんの「いま なんつった?」は、東京吉祥寺にあった大好きな映画館が無くなったことを嘆いておりましたです。

東京にはまだ「映画館」と呼べるものがあったのですなぁ。

おぢにとって懐かしい映画館といえば、丸井今井デパートにあった「道新ニュース劇場」と札幌駅の地下にあった「テアトルポー」か。

テアトルポーは、小学生のころ、祖母に連れていかれました。

映画を観たかったのは祖母の方だったか?

それゆえ、なにを上映しているかわからずに入場したようで、たいていはB級、C級の怪奇映画をやっておって、身ぶるして、バーチャンに抱きついたり。

この映画館、おぢが二十代のころは、ゲイやオカマがこっそり集まるところに変貌したと、当時おねーちゃんを口説くために連れて行ったゲイバーで聞きました。

お尻に花火を刺して走り回る「花火ショー」、チン〇ンにドーナツ盤のレコード数十枚を刺してくるくる回すゲイバーの「芸」にも驚きましたけどね。

丸井デパートのニュース劇場は、ニュースを上映したり、アメリカのアニメを上映してました。

ウッドペッカーやいまとは少し表情や体型も違うミッキーマウスなんかも観たような…

この映画館や当時建ってまもないテレビ塔にできたばかりのいまでいうゲーセンでも、小学生のおぢは、何度か補導されました。

たいていは、運動会の翌日、平日の日中だったりしたような。

高校生のころ、女の子の手を握ったりしたのも映画館だ。

シネコンも悪くはないけど、中に一つぐらい「名画専用館」があると嬉しいけど、ダメかねぇ、、、