午前6時の気温はマイナス9度。
連日厳しい冷え込みでござる。
積雪もきのうから今朝にかけて20センチ以上はあるだろか?
気象庁の速報値が町のホームページに載っておるのですが、これによると25日現在で総降雪量は148センチだ。
計測しておるのは町中にあるアメダスで、山の中の我が家とは雪の量も気温もずいぶん違う。
つい先ほど、NHKラジオが倶知安町の気温はマイナス6度と申しておった。
町中と我が家、そんなに高度差があるとは思えませんがこうも違う。
加えて例年に比べれば、追いついてきたとはいえ、積雪はまだかなり少ない。
きのうも宅配便のおにーちゃんが「今年は助かった!!」と申しておりました。
雪が少ないと配達の効率が格段に良いのだそうな。
でも帰り際に「もう2~3日雪が遅れてくれたら、もっと助かったのに…」と呟いておりました。
そう年末はクリスマスだとかなんだとか、加えてご当地の場合はスキーやスノボの配達や引き取りがごっちゃりある。
それもクリスマス時季を過ぎると少し楽になるそうだけど、その前に降ったからねぇ。
そんなきのうは、午前9時半過ぎに家を出てスキー場へ。
遅いとダメだね。
斜面が荒らされておって、コース外で深雪を楽しむ、な~んってことは到底ムリだ。
やっぱ、朝8時からちゃんと並ばないとねぇ…
とはいえ、大荒れのお天気で、最上部のリフトは動いておりませんでした。
そんなことですから、最上部は丸2日手つかずの状態で雪が積もっておる。
つまりは最上部はパウダー天国と化しておるわけ。
もしきょう風がなければ、リフトが動いてこの斜面の滑走が可能となる。
二日分の深雪が楽しめるので、オーバーヘッドの深雪が楽しめる。
そんなこんなで、いま期待で胸がパンパンにふくれておるのでござる。
この最上部のリフトが動くのは10時前後と相場が決まっておるから、さて今朝はどうしたもんかと、体力のないおぢはいま、思案投げ首しておる。
スキーに行く前、ご当地では毎朝更新される「ニセコなだれ情報」をチェックいたします。
これ、ガイドはもちろん、外国人客もチェックしておる貴重な情報なのだ。
ここの所長は、おぢの高校の先輩でござる。
ニセコ独自の「ニセコルール」をつくった、ご当地のレジェンド新谷暁生さんだ。
この方が暗いうちから雪上車に乗り込んで、毎朝雪崩チェックをし、日本語と英語で情報を更新しておる。
雪崩チェックとは「弱層テスト」など、雪崩が起きないか試してみること。
新谷さんによると、ご当地では「吹雪の最中と直後は雪崩の危険が多い」。
スキーによるなだれの映像はネット上のあちこちにあるので見ていただきたいね。
このほかご当地のスキー場では、ダイナマイトによる発破で人工雪崩を起こし、事故を防いでおったりいたします。
そんなこんなで大きな事故も起きていないのがここ数年のニセコ地区ではあります。
ですが、若い日本人ガイドや外国人などからはあれこれ批判の声もあるようだ。
スキー・スノボ客のニーズに合ったルールも必要だし、安全も確保しなきゃならん。
なかなか難しい課題を抱えておるのがご当地の現状でもございます。
てなことで、朝食いただいてスキーの準備でござる。
スマンね!!